カーリース料金に含まれるものとは?点検費用や税金はどうすれば良い?
カーリース料金に含まれるものは?気になる点検費用について
カーリースを新車で契約した後は、車の維持管理をしていかなければいけません。6ヶ月、12ヶ月の点検やオイル交換、消耗品の整備などが必要です。故障があれば修理費がかかります。3年目には最初の車検、それ以降は2年ごとに車検を受ける費用もかかります。
これらの諸費用がどこまで料金に含まれるものになるかは契約するプランによります。カーリースの料金に含まれるものは、大きく分けて2つのプランによって異なります
ファイナンスリース
車に乗るための最低限の諸費用をカーリース料金に含める契約です。自動車税を始めとした諸税、自賠責保険、初期費用などが含まれます。点検費用やオイル、消耗品などの部品交換は含まれないので、車の維持費として計画して取り分けなければいけません。
メンテナンスリース
点検、消耗品の交換、オイル交換などメンテナンス費用がすべて含まれた契約です。タイヤ交換やバッテリー交換、一定額の修理費などが含まれているものもあります。
この2つのプランを基本として、各カーリース会社がプランに含まれるものを設定しています。
また、オプションで料金に含まれるものを自分で選べることもあります。メンテナンスリースに近いものであるほど、月々の料金はファイナンスリースに比べ高くなりますが、その分、維持費があまりかからないので突発的なまとまった出費がなくなります。
中古車のカーリースの場合、契約時の点検や車検をしてくれても、その後のメンテナンスは自己負担になることが多いです。メンテナンスのサービスは新車に比べて少ないことがほとんどなので、自分で車の管理をする必要があります。
カーリース料金に含まれるものは?税金はどうなっている?
車を所有すると購入時の消費税以外に様々な税金を払わなければいけません。これはカーリースでも通常の購入でも同じなので、どんな税金がかかるのかしっかり把握しておきましょう。一般的に車の所持にかかる税金は以下のものです。
自動車取得税
自動車を取得したときにかかる税金です。車の取得価格に対して普通乗用車は3パーセント、軽自動車は2パーセントです。エコカーの場合、エコカー減税の優遇措置があります。
自動車税
毎年4月に課税される税金です。車の排気量によって異なります。
重量税
軽自動車は一律、普通乗用車は0.5tごとに課税されます。たいていは車検更新時に2年分をまとめて払います。
自動車取得税はカーリース契約時、自動車税と重量税は維持している間ずっとかかる税金です。これらの税金は車の所有者であるカーリース会社が払うため料金に含まれていることが多いです。
しかし、含まれていない代わりにカーリース料金を安く設定するプランもあります。含まれるものと思っていたら別料金で、車の維持に思わぬ出費が増えてしまったということもあり得ます。そうならないよう、料金が税金に含まれるものかどうかを契約時に必ず確認しましょう。
カーリースを契約するまでの手続きの流れとは?
それでは実際に、カーリースを契約する際の流れを見てみましょう。
1 見積もり
契約年数、希望の車種、オプションを選択し、カーリース料金の見積もりを出します。料金に点検、税金がどこまで含まれているのか、また走行距離の設定や事故の際の規約などをしっかり確認しておきましょう。
オンラインで手続きができ、契約内容と見積もりに同意できた場合は、申し込みを行ないます。氏名、住所、職業、年収、家族構成などの個人情報を送る必要があります。
2 審査
カーリースにも審査がありますので、無理のない支払いプランにしましょう。申し込みの際の個人情報、特に年収やこれまでローンの滞納をしていないかなどの情報に基づいて審査されます。
3 契約
審査結果が問題ない場合は契約に進みます。オンラインで手続きをしていても、カーリース会社から電話で確認が入ることがあります。契約内容がそれで良いか最終的な段階なので、相違や不明な点がないかきちんと確認しましょう。
問題がなければ郵送されてきた契約書に捺印、署名をして、車庫証明など必要書類を揃えてカーリース会社に返送します。この時点で契約終結です。
4 納車
契約書がカーリース会社に届くと、ディーラーへの発注が行われます。中古車や在庫車であることを除き、新車の通常購入と同様1ヶ月から2ヶ月かかります。納車の連絡が来たら車を受け取り、カーリースライフのスタートです。
手続きの流れは新規購入とほとんど変わりません。オンラインで行なう場合は、車の実物が見られないので、ディーラーや展示場で確認すると良いでしょう。契約内容も基本的に自分で確認するので、不明な点は問い合わせるなどして見落としがないようにしましょう。
点検費用や税金が含まれたプランがあるおすすめのカーリース会社3社をご紹介!
カーリースを利用するなら、点検費用や税金がふくまれるものの方が維持管理費として一時的なまとまった出費がなく、毎月一定額の支払いになるのでおすすめです。そんな諸費用が含まれるプランを出しているカーリース会社を紹介します。
カーコンカーリースもろコミ
7年契約の「もろコミ7」と9年契約の「もろコミ9」の2つのプランがあります。クローズエンドリース方式なので契約満了時に予想残存価格と実際の査定額の差額の精算がありません。契約満了後は車を自分のものにすることも可能です。
オプションとしてカーナビなどの装備品をセットにしたカーアクセサリーセットやタイヤ、バッテリー、オイル、消耗品などの交換がセットになったメンテナンスパックがあります。
※メンテナンスパックは軽自動車のみ、適用可能です(ただし、特選車を除く)
コスモスマートビーグル
コスモ石油のカーリースです。契約年数だけでなく、頭金やボーナス払いの有無、走行距離を予算に合わせて設定できます。メンテナンスパックは3種類から選ぶことができます。
税金と登録諸費用だけついたシンプルなホワイトパック、定期点検や車検、保険、オイル交換も付いたシルバーパック、これらにタイヤやバッテリー、消耗品の交換などフルメンテナンスのゴールドパックが用意されています。どれくらいお任せしたいかに合わせて自分好みのプランを組み立てられます。
オリックス自動車
5年契約の「いまのりくん」、7年契約の「いまのりセブン」、9年契約の「いまのりナイン」の3つのプランがあります。「いまのりくん」なら2年後から車の乗り換えができるので、車をすぐに乗り換えたい、もしくはライフプランが変わるかもしれない人でも安心です。
もう少し継続的にカーリースしたいのであれば「いまのりセブン」「いまのりナイン」なら契約満了2年前から乗り換えができ、契約満了時は車を自分のものにもできます。この契約にライフスタイルに合わせて選べるプランが魅力です。
このように、点検費用や税金が含まれてものであっても、カーリース会社によってプランの特徴は様々です。今後の車の乗り方や用途、予算に合わせて自分にぴったりのカーリースを選びましょう。
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