カーリース料金に車検費用は含まれている?実際の例をもとにご紹介!
車を所有する上で避けて通れない「車検」とは?
そもそも「車検」とは何でしょうか?
車検は、「自動車検査登録制度」の略で、通常は「継続検査」とも呼ばれます。これは、車が保安基準に適合しているかどうかの定期検査です。車の外装、動作の安全防止面、公害面での問題がないかがチェックされます。車を安全に使用し続けるために欠かせない検査と言えます。
車検は基本的には運輸支局の検査場で行なう必要があります。検査に合格した場合、定められた期間その車を使用しても良いという許可が下ります。
自家用乗用車や軽乗用車は新車登録から3年後に車検を受ける義務があり、それ以降は2年ごとに車検に通す必要があります。以前は、10年以上経過した車は毎年車検が必要でしたが、現在は2年ごとになりました。
車検時には、法定費用として自動車重量税、自賠責保険料、印紙代(国と自動車検査独立行政法人宛に支払う手数料)を支払う必要があります。
また、ほとんどの人はディーラーや整備工場に車検手続きをしてもらいますので、法定費用に加えて点検・整備料を業者に支払うことになります。もし、車に不具合があり、部品交換などが必要になれば、そのための費用も発生します。
車検が切れたままの状態で車を走行すると厳罰に処せられます。当然のこととして、車検が切れていることを知らなかった場合でも違反となります。
具体的には、「道路運送車両法」違反の犯罪として刑事処罰の対象になり、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。
また、車検が切れていることは自賠責保険も切れていることを意味しますので、同時に「自動車損害賠償保障法」違反ともなります。1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられることになります。
車検切れでの違反点数、自賠責保険切れでの違反点数は両方とも6点ですので、両方合わせると12点となり、免許停止となってしまいます。万が一にも、車検が切れている車で事故を起こした場合には、さらに厳しい罰を受けることになるでしょう。
このように、車検切れは深刻な結果につながりますので、車検の有効期限の日付を車検証などでしっかりチェックして、忘れずに車検を受けるようにしましょう。
カーリースの料金には車検費用が含まれているケースがある!
前の項目で見た通り、車検は車を持つ上で避けては通れない重要なイベントと言えます。では、そんな車検の費用はカーリースの料金に含まれているのでしょうか?
幸い、個人向けのカーリースでは料金に含まれている場合が多いです。各カーリース会社が車検の扱いについてどんな説明をしているか、具体例を見てみましょう。
・オリックスカーリース(オリックス自動車株式会社)
Q:リース契約に車検費用は含んでいますか?
A:車検などの整備・保守費用は含まれていません。「いまのりくん」、「いまのりセブン」、「いまのりナイン」ではご契約者様特典として「車検無料クーポン」を付帯していますので、クーポンをお使いのうえ、車検を実施してください。(車検時に必要になる自動車重量税と自賠責保険はリース契約に含まれています。)
解説:契約に車検時の整備費用は含まれていないものの、「車検無料クーポン」が付帯しますので、車検の費用は実質的にオリックス自動車が負担することになります。
・カーコンカーリースもろコミ(カーコンビニ倶楽部株式会社)
A:車検費用は含んでいますか?
Q:車検基本料も含まれています。また、車検時に必要な自動車重量税と自賠責保険もリース契約に含まれています。契約特典として「車検無料クーポン」を付帯していますので、クーポンをお使いのうえ、車検を実施してください。
解説:こちらも「車検無料クーポン」で対応してくれます。
・コスモスマートビークル(コスモ石油マーケティング株式会社)
Q:車検時にかかる税金・保険は含まれますか?
A:ゴールドパックもしくはシルバーパックには含まれております。ホワイトパックの場合に関しましても、お客様のご希望がございましたら、お付けすることは可能でございます。
解説:メンテナンスパックによって車検費用が含まれるかどうかが変わります。ゴールドパックとシルバーパックでは、車検整備費用と自賠責保険料、自動車重量税が含まれますが、ホワイトパックの場合は基本的に含まれません。
・定額ニコノリパック(株式会社MIC)
説明文:車検、税金がコミコミで面倒な手続きは必要ありません。車検の時期になれば、お知らせを送付しているため、案内に従って予約をし、車を持ち込むだけです。車検代や税金は月々のお支払いに含まれるため、出費の覚悟は不要となります。
解説:車検費用がカーリースの料金に含まれることがわかりますね。車検の時期もしっかり知らせてくれますから、安心できます。
勝手に車検を受けると、自己負担になってしまうため注意!
リース車の車検を受ける際には、大切な注意点があります。それは、車検をカーリース会社指定のメンテナンス工場で受ける必要があるということです。
無断で他の工場や業者で車検を受けてしまいますと、車検の費用が自己負担になってしまうことがあります。気をつけましょう。下記は、指定場所以外で車検を受けた場合のカーリース会社の対応の一例です。参考にしてみてください。
・リースDeマイカー(日本カーソリューションズ株式会社)
Q:車検はどこで受けるの?
A:指定のメンテナンス工場で受けていただきます。
※指定メンテナンス工場以外で車検受検された場合の費用については、お客さま負担となります。
車検代を気にしなくていいカーリースで、快適なカーライフを送ろう!
最初の項目で見た通り、車検時には点検・整備料だけではなく、自賠責保険料や自動車重量税も支払わなければなりませんから、それなりの費用が発生します。
車をローンで購入した場合、「毎月のローンの返済だけでも大変なのに、車検時にまとまった額のお金を用意しなければならないのは辛い!」という方も多いことでしょう。
車検のタイミングというのは忘れた頃にやって来るものです。計画的に家計をやり繰りしておかないと「車検の時期にパニック!」ということにもなりかねません。
しかし、カーリースなら以上のような悩みを解消しつつ、車を利用できます。今回見てきた通り、毎月定額のリース料に車検代などの車の維持費が含まれているからです。
そのため、維持費がかさむのが怖くて車の購入を躊躇している方、毎月の支払いをフラットにして楽に家計のやり繰りをしたい方などにカーリースは大変おすすめのサービスと言えます。
あなたも、車検代を気にしなくていいカーリースで、快適なカーライフを送ってみてはいかがでしょうか?
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