一日でも早く新しい車に乗りたい!カーリース契約時に即納は可能?
カーリースの契約から納品までの流れを知ろう
契約の流れはカーリースによって多少異なります。ここでは、一般的な納品までの流れを紹介します。
希望車種とカーリースプランを決める
カーリース会社のカタログなどを参考に乗りたい車を決めます。車種ごとにリース料金が異なるので、予算に合わせて考えましょう。色やETC、カーナビなどの車両本体へのオプションを選択します。
また、カーリースの場合、メンテナンス代をリース料金に組み込んで設定します。
車検、点検代やオイル交換などの基本的なものだけ付いているプランもあれば、ワイパーやブレーキパッドなど消耗品の交換、補充がセットになっているプランもあります。どのくらいカーリース会社に整備をお任せしたいのかに合わせて決めましょう。任意保険の加入もここで検討します。
なお、これらの手続きはオンラインで完了できるカーリース会社が多く、希望に合わせて見積もりを出してもらうことも可能です。オンラインで見積もりを出した場合は、その見積もりに同意するなら、申し込みを行なって次のステップに進みます。
審査
申込んだ後は、まず審査が行われます。カーリースは車を借りて契約期間中一定金額を払い続けなければいけません。そのためローンでの購入のように、期間中の支払い能力があるか審査があります。
ローン審査よりは通りやすいと言われていますが、ローンと同様に収入や職業、また債務状況などを元に審査します。結果が出るまで1週間から10日ほどかかります。
カーリース会社によっては審査なしで契約をしたり、独自の審査基準を設けていたりすることもあります。以前にローンの審査に落ちたことがあって、審査に不安を感じていたり、この審査の時間を短縮したりしたいなら、そういったリース会社を選ぶこともできます。
契約
契約書に捺印、署名をして契約を完了させます。オンラインで行なっている場合は郵送された契約書を記入して返信します。
登録手続きはカーリース会社が一括して行うことがほとんどですが、自分で車庫証明など、登録に必要な書類を揃えなければいけないこともあります。どこまで代行してもらえるのか確認しておきましょう。
手続き時間をなるべく短縮したいなら、必要書類の準備を事前にしておくこともできます。
納車
新しい車がカーリース会社に到着すると、カーリース会社がナンバー登録などの登録手続きを完了させます。その後、待ちに待った新しい車が手元に納車されます。
これが基本的な流れです。契約前の期間も審査などがあるため、ある程度時間がかかることも頭に入れておきましょう。
残念ながら多くのカーリース会社は即納に対応していない
流れを見てわかるように、契約から納車までの間に「登録手続き」が存在します。新車であれば、車庫証明などの登録手続きに日数が必要なので即日即納ということはできません。しかし、契約から納車まで待つのはこの手続きに必要な期間のみで、手続き終了次第の即納は可能なのでしょうか。
結論から言うと、ほとんどのカーリース会社では即納をしていません。納車までの期間の目安は1ヶ月から2ヶ月とされています。もちろん手続きだけで、それだけかかるわけではありません。この理由はディーラーで新車を購入する場合に即納がないのと同じです。
新車は契約を交わした後に発注し、製造されることが一般的です。同じ車種の車でもカラーやパーツ、内装、オーディオなどの設備といった様々なオプションの組み合わせがあります。そのため、その契約を終結してから、その顧客のための車を製造するのです。
その期間が1ヶ月前後かかります。車を製造している期間であれば、妥当な長さと言えるでしょう。ただし、人気の車種やカラーだったり、特別なオーダーだったりすると、さらに時間がかかることもあります。
そのため、人気のカラーやオプションの組み合わせの車は、あらかじめ製造していることもあります。
発注後に契約がキャンセルされて、買い手がいない車体もあり得ます。そういった車を「在庫品」と呼びます。余っている車というよりも、ストックされている車と言えるでしょう。在庫品であれば、比較的短期で納車ができ、最短即納が可能です。
即納可能のカーリース会社もあり!ただし納期は必ず確認しよう
実際「即納」をかかげているカーリース会社もあります。その場合、本当に即納されるのでしょうか。
これは先にも述べたように、契約と同日に納車されるというわけではありません。登録手続きが必要な以上、同日での即納はほぼあり得ないのです。しかし、カーリース会社によっては短期間での即納をしていることがあります。
これはリースする車がすでにあれば、手続き完了次第の納車ができるため「即納」としているのです。新車の場合、在庫車を即納車としてリースしており、2週間前後での即納であることが多いです。
在庫車と言っても新しいことには変わりありません。新車は自分の契約のために製造されたものが良いというこだわりがなければ、納車が早くなるというメリットがあります。
ただし、選択できる車種やカラーが限られています。また、オプションもETCやカーナビといった簡単な内部装備しかつけられないこともあります。
中古車の場合はさらに短期での即納が可能です。書類手続きの期間だけであれば1週間から10日ほどの即納が可能です。ただし、加工や整備が必要だと、日数がかかってしまい、即納できないこともあります。
即納可能を宣伝しているカーリース会社であっても「即納」を指す期間は様々なので、事前にどれくらいかかるのか問い合わせると良いでしょう。
急ぎで納車してもらいたい場合は契約前にしっかりと確認を!
車を即納してもらいたい理由は、ただ待ち遠しいからというものだけではありません。どうしても特定の日までに必要だということもあります。
新しい職場に変わったので月末から車通勤になった、家族の通院のために一日も早く車が欲しいというケースがあります。車が必須の生活だけど、今の車の車検がもうすぐ切れて乗れなくなってしまうということもあり得ます。
そのように、急ぎで必要な即納車を探している場合は、契約前にきちんとその旨を伝え、即納してもらえるか、しっかり確認をしましょう。
カーリースであっても即納ができないことが基本なので、契約後に思ったより時間がかかってしまうこともあり得ます。契約後は急いで車が欲しくても、もう待つしかありません。
どうしても急ぎなのに即納ができず間に合わないという場合は、カーリースではなく長期レンタカーの利用という方法もあります。
レンタカー会社によっては連休中の長期レンタルプランを出していることもあり、月単位での契約のマンスリープランも便利です。長期でレンタカーを借りると高額になるイメージがありますが、プランによっては15日分の料金で1ヶ月レンタルすることが可能です。
レンタカーであれば、必要な日数に合わせて車を用意できます。即納のカーリースを契約していたのに納車が遅れるトラブルがあっても安心です。急ぎの必要があるならレンタカー利用も視野に入れて検討してみるのも良いでしょう。
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