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不慮の災害でカーリースした車が被害に遭った場合はどうなる?

近年は異常気象により豪雨などの災害が増えています。また、日本は地震が頻繁に起こる国でもあります。では、不慮の災害によってカーリースで利用している車が被害に遭ってしまったらどうなるのでしょうか?

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カーリースの利用でスタートさせたカーライフも不慮の災害に巻き込まれてしまうと台無しになりかねませんので、理想的なカーライフのために災害時のトラブルを効果的に保証する車両保険への加入は欠かせません。

災害によってカーリースを途中解約した場合は違約金が必要!

災害や事故などでカーリースの車が全損になり、継続使用が不可能になった場合には、カーリースの契約は強制的に解約となります。そして、解約になった場合、契約者はカーリース会社に対して違約金を支払わなければなりません。

では、カーリース契約の違約金はどれくらいの金額になるのでしょうか?

まず、残期間のリース料を全額負担しなければなりません。途中で解約になったとしても、解約後のリース料を免除してもらえる、ということはないのです。さらに、車の残価も負担することになります。残価とは、契約満了時点での車の予想査定価格のことで、契約時に設定されます。

カーリースでは、車両価格から残価をあらかじめ差し引いた上で料金を算定しますので、契約者は車両価格を全額負担する必要がありません。ただし、災害や事故などによって車が全損になってしまった場合には、車の査定価格が0円になりますから、残価分も全額違約金として負担しなければなりません。

これらの費用から、未経過費用(リース料に含まれる費用のうち、解約日までに発生しなかった税金や車検料、メンテナンス料などの合計金額)が差し引かれますが、それでも違約金はかなり高額になります。しかも、違約金は一括で支払うのが基本的なルールになっています。

例えば、7年契約で毎月の料金が3万円のカーリースが災害などで契約から2年後に中途解約になった場合には、どれくらいの違約金が発生するでしょうか?

なお、残価の設定は0円(リース料に車両価格全額が含まれている)とします。

残リース期間は5年(60カ月)ですから、負担しなければならない残りのリース料は、3万円×60カ月で180万円です。

未経過費用が30万円だとすると、違約金は180万円-30万円で150万円ということになります。この金額を一括で支払わなければならないわけですから、災害時のリスクは大きいと言えるでしょう。

※上記の金額はあくまでも一例です。わかりやすくするために計算の方法を実際よりも単純化しています。

 

カーリースでは災害リスクに備えて任意保険への加入を!

前述の通り、災害などでカーリースが解約になった場合、高額な違約金を支払わなければならなくなりますから、災害リスクに備えて任意保険に加入しておくことは非常に重要です。

ただし、任意保険と言っても、損害賠償保険と傷害保険だけでは、自分の車が受けた損害に関しては補償してもらえませんので、車両保険も付けることが必要です。車両保険は、カーリースの違約金全額を補償するものではないものの、車が受けた損害は補償してくれますので、災害リスクへの備えになります。

カーリース会社によっては、リース料に任意保険料を組み込むことができたり、カーリース専用の保険を用意したりしているところもあります。契約前によく確認しましょう。

 

車両保険ではどのような災害が補償される?

車両保険に入っておくと、災害で生じた車の損害額から免責金額(自己負担額)を引いた金額が、保険金として支払われます。車が全損になった場合は、免責金額は引かれず、保険金額の全額が支払われます。ただし、保険金額以上のお金が支払われることはありません。

例えば、保険金額が150万円、免責金額が10万円に設定されている車両保険では、災害で生じた車の損害の修理費が50万円の場合、免責金額10万円を差し引いた40万円が保険金として支払われます。

もし、修理費が200万円の場合、保険金額を超えるため全損扱いとなり、免責金額は引かれずに保険金額全額の150万円が支払われることになります。なお、災害で車両保険を使用した場合も、翌年から保険の等級がダウンすることになります。

では、車両保険では、どんな災害で、どんな損害を補償してもらえるのでしょうか?

災害別に具体的な事例をご紹介します。

台風

・車がガード下の冠水で水没してしまった。
・車が機械式駐車場ごと水没してしまった。
・強風により近所の店の看板が飛んできて車に傷がついてしまった。
・暴風により近所の家の屋根瓦が飛んできて車にへこみができてしまった。
・暴風で車の上に駐車場の木が倒れてきて損傷してしまった。
・車が突風にあおられて横転してしまった。
・車が豪雨による土砂崩れに巻き込まれてしまった。

大雨や洪水

・車がガード下の冠水で水没してしまった。
・車が機械式駐車場ごと水没してしまった。
・車が豪雨による土砂崩れに巻き込まれてしまった。
・河川が氾濫し車が水没してしまった。

大雪やひょう

・積もった雪の重みで車の屋根がへこんでしまった。
・車が雪で潰れたカーポートの下敷きになって損傷してしまった。
・車が雪崩に巻き込まれてしまった。
・ひょう、あられが当たって車のボンネットや屋根がへこんでしまった。
・ひょう、あられが当たって車のフロントガラスが割れてしまった。

地震

・地震で落ちてきた屋根瓦で車に傷が付いてしまった。
・車が倒壊した建物の下敷きになってしまった。
・車が津波により浸水してしまった。
・車が地震による土砂崩れに巻き込まれてしまった。

しかしながら、地震によって直接生じた車の損害は、車両保険では補償されません。地震は非常に大きな損害を一度に発生させる可能性があり、適切な保険料を設定するのが難しいからです。

ただ、自動車保険会社によっては、「地震、噴火、津波車両特約」、「地震、噴火、津波危険車両全損時一時金」といった特約を用意しており、地震によって生じた損害の一部を補償してもらうことができます。これは、地震によって車に所定の損害が生じた場合に一定の金額(50万円など)が支払われる特約です。

車両保険では修理費用として実費から免責金額を引いた金額が支払われますが、この特約では実費ではなく一定の金額が支払われます。ですから、この特約で車の損害額すべてをカバーしてもらえることはありません。

しかし、特約で支払われるお金は、必ずしも車の修理費用に使う必要はなく、カーリースの違約金の支払いや新しく車を購入するための費用、災害時に必要となる諸々の生活資金などに充てることもできるというメリットがあります。

この特約は、年間で数千円を追加で支払うことで自動車保険にセットすることが可能です。地震という災害に備えるためにも、利用を検討する価値があると言えるでしょう。

以上が、車両保険で補償してもらえる(もしくは補償してもらえない)災害の具体例になります。是非車両保険に加入して、災害のリスクに備えるようにしましょう。そうすることで、安心してカーリースのサービスを利用することができるのです。

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