人気軽自動車のスタンダード!ダイハツムーヴの走行性能から安全装備までを徹底解説
現行モデルは「次世代ベストスモール」を目指して開発された6代目
ダイハツムーヴは1995年に発売された軽トールワゴンです。1992年に発売されたスズキワゴンRに対抗する形で、ダイハツミラ(L500系)をベースに作成されました。
デザインはイタリアのデザイン会社「I.DE.A」との共同開発で、スタイリッシュな軽トールワゴンとして注目を浴びました。1997年のマイナーチェンジで「裏ムーヴ」と呼ばれて話題になった「カスタム」シリーズが追加されました。
初代ムーヴの登場からわずか3年で2代目が誕生しました。軽自動車の規格改正に伴い新規格に準じた衝突安全ボディを採用し、「QUALITY~Safety & Performance~」のコンセプトのもと1998年10月に発売開始されました。
3代目ムーヴは新開発のプラットフォームを採用し、標準モデルは「生活革新!エキサイティングミニバン」、カスタムは「モバイル世代のラジカルボックス」をテーマにして2002年10月に販売開始されました。
2006年には丸みを帯びた4代目が、2010年にはボディ骨格や根幹パーツの見直しにより約35㎏の軽量化を達成した5代目が登場しました。
現行モデルは2014年に「次世代ベストスモール」を目指して開発された6代目です。新開発の軽量高剛性ボディや足回りの改良により基本性能と乗り心地が向上しました。初代から人気軽自動車として注目され続けてきたムーヴは現在に至るまで進化を見せつつ、まだまだ根強い人気を誇っています。
大幅な進化を見せるダイハツムーヴの走行性能と燃費性能
出展:ダイハツ
進化を見せながら人気を保ち続けるダイハツムーヴ。その優れた走行性能や乗り心地を支えるダイハツのテクノロジーを紹介します。
「Dモノコック」
ダイハツムーヴが採用している新開発の軽量高剛性ボディ。サイドアウターパネルの全面ハイテン厚板化によって骨格全体で力を受け止めます。外観樹脂化によりボディを従来よりも20㎏軽量化、衝突安全性は従来通りのレベルを維持しています。
路面からの振動を適度に逃し、操縦の安定性や乗り心地が向上、静かな走りを演出します。
「Dサスペンション」
操縦安定性や乗り心地の向上にはムーヴの足回りの改良も貢献しています。Dサスペンションは路面の凹凸による振動を吸収し、スムーズな走りを可能にします。カーブの際のふらつきを抑え、安心した走行を楽しむことができます。
「Dasist切替ステアリングスイッチ」
ステアリングにあるスイッチでパワーモードとエコモードの切り替えを行うことができます。パワーモード時はアクセル操作に素早くレスポンスし、スムーズな加速、軽快な走りを実現します。
エコモード時は燃費重視のスマートな走りをサポートします。パワーモードとエコモードを手元で瞬時に操作することができるので、ストレスなく運転することが可能です。
ダイハツムーヴのエンジンは「ツインカムDVVT3気筒12バルブエンジン(TPAZ NEOエンジン」と「ツインカムDVVT3気筒12バルブインタークーラーターボ付エンジン」の2種類です。
TPAZ NEOエンジンはJC08モードで2WD車は31.0km/L、4WD車は27.6km/Lという素晴らしい燃費性能を実現しています。ターボエンジンでも2WD車は27.4km/L、4WD車で25.6km/Lと優れた燃費性能を示しています。
安全性能も進化を続ける!スマートアシストは第3世代へ
2012年12月のマイナーチェンジで安全機能である「スマートアシスト」が採用されました。スマートアシストは車両事故防止システムのことで、ヒヤッとするような場面で自動的にブレーキがかかり衝突を回避または被害軽減させることができます。
2015年4月には「スマートアシスト2」に進化し、レーザーレーダーに単眼カメラが加わり検知システムが強化されました。さらに2016年11月には「スマートアシスト3」となり、安全性能がさらに進化しました。
スマートアシスト3の検知システムはステレオカメラになり、前方の車両だけでなく歩行者にも反応できるようになりました。衝突の危険を察知するとブザー音とメーター内表示で警告、その後自動ブレーキで衝突の回避、被害軽減をサポートします。
「車線逸脱警報機能」は時速約60km以上で走行している時に車線を逸脱しそうになると、ステレオカメラの検知により警告してくれます。また、駐車場などでブレーキとアクセルを踏み間違えたときには「誤発進抑制制御機能」が前方と後方で働きます。
ほかにも前方の明るさを検知してハイビームとロービームを自動で切り替える「オートハイビーム」や、信号待ちで前の車が前進すると教えてくれる「先行車発進お知らせ機能」も付いています。
スマートアシストはスマートアシスト2からスマートアシスト3へと進化を遂げて、政府が事故防止対策の一環として普及掲示している「サポカーSワイド」に適合しています。
ダイハツムーヴの全グレードと価格を紹介
ダイハツムーヴとムーヴカスタムの全グレードと価格に関する最新情報を紹介します。(2020年4月時点)
「ムーヴ」
Xターボ“SA3”
2WD 1,375,000円(税込)
4WD 1,501,500円(税込)
X“SA3”
2WD 1,298,000円(税込)
4WD 1,424,500円(税込)
特別使用車X“リミテッド2SA3”
2WD 1,276,000円(税込)
4WD 1,402,500円(税込)
X
2WD 1,232,000円(税込)
4WD 1,358,500円(税込)
L“SA3”
2WD 1,199,000円(税込)
4WD 1,325,500円(税込)
L
2WD 1,133,000円(税込)
4WD 1,259,500円(税込)
「ムーヴカスタム」
特別使用車RS“ハイパーリミテッドSA3”
2WD 1,655,500円(税込)
4WD 1,782,000円(税込)
RS“ハイパーSA3”
2WD 1,655,500円(税込)
4WD 1,782,000円(税込)
特別使用車X“リミテッド2SA3”
2WD 1,518,000円(税込)
4WD 1,644,500円(税込)
X“Limited SA3”
2WD 1,518,000円(税込)
4WD 1,644,500円(税込)
X
2WD 1,397,000円(税込)
4WD 1,523,500円(税込)
ダイハツムーヴがフルモデルチェンジ!まだまだ進化は続く
2014年に登場した6代目ムーヴが約6年ぶりにフルモデルチェンジすることになりました。変更点としては新開発プラットフォームである「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)が採用されるとのこと。
さらにトランスミッションは新世代「D-CVT」、「マルチスパーク(複数回点火)」採用の新世代エンジン、そしてスマートアシスト3をベースにした新世代の安全システムが採用されるとのことです。
2020年の早くて8月、遅くとも年末には7代目ムーヴがお披露目される予定だということで、まだまだ人気の衰えないダイハツムーヴの躍進に期待がかかります。
そんなダイハツ ムーヴに手軽に乗れたらいいなと思いませんか?
そんな方には、カーリースがおすすめです!カーリースは、リース料を支払うことで新車を3年~9年などの長期間借りられるサービスです。頭金が基本的に0円で、毎月定額のリース料に各種税金や車検代などが含まれており、手軽に車を維持していけることから人気が年々高くなっています。
幅広い世代に人気のダイハツ ムーヴをカーリースで楽しんでみてはいかがでしょうか?
関連する記事

カーリースの税務処理は?法人必見・仕分けや会計処理の基礎知識、お得なカーリースも紹介
法人でカーリースを利用する場合、リース料金の仕分けや会計上の処理はどうなるのか、気になるところですよね。税務処理にも関わってきますので、しっかり把握しておくことが大切です。この記事では、法人の税務処理において重要となる、カーリースの仕分けや会計処理について基礎知識を解説するとともに、法人におすすめのお得なカーリースを紹介します。

カーリースするならバックモニター付きがおすすめ!安全確認で未然に事故を防ぐ!
近年、ニュースなどで取り上げられるようになりドライブレコーダーが注目されていますが、今回解説するバックモニターも、安全確認や事故を未然に防ぐという点において重要な装置です。この記事では、バックモニター付きのカーリースを選ぶメリットや、バックモニターを取り付ける際の注意点をお伝えし、最後にバックモニターが装備可能なおすすめのカーリースを紹介します。

「Honda SENSING」を全タイプに標準装備!ホンダN-BOXの安全性能を徹底解説
軽自動車でありながら室内空間の広さを売りとして登場したホンダN-BOX。2011年に発売されて以来現在に至るまで高い人気を維持しています。驚異的な販売台数を誇るこの軽スーパーハイトワゴンは安全性能にも力を入れています。今回は「Honda SENSING」を全タイプに標準装備したホンダN-BOXの安全性能について解説します。

車検費用をクレジットカードで支払う2つのメリットと注意点
キャッシュレス化が推し進められ決済ツールにクレジットカードが利用されることが珍しくなくなりましたが、車検費用は現在でも現金で支払われるケースが少なくないようですのでクレジットカードで車検費用を支払うメリットの紹介と共にカード決済の注意点を紹介します。

車両価格が高額な傾向の貨物自動車!カーリースでトラック導入は実現できる?
平均的にトラックは年間走行距離が大きく大量の貨物を積載して走行するため老朽化速度が速い傾向にあると言えますが、車両価格が非常に高額であるため乗り換えを行うのが困難なのが実情ですのでカーリースを利用したトラックの車両調達について紹介します。

カーリースは何年契約が一般的?契約期間の選び方の基礎知識をご紹介
「カーリースを利用したいけれど、何年契約が普通なのだろう」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、カーリースは何年契約が一般的なのか、契約期間はどう選べば良いのか、長期・短期のそれぞれでどんな人に向いているのかなど、基礎知識を解説しています。おすすめのカーリースサービスもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください!