新車購入後、最初の車検にかかる費用ってどれくらい?
新車を購入して最初の車検のタイミングとは?
車検の有効期間は、車種や車の用途ごとに、以下のように法律で決められています。
車種や用途 | 初回 | 2回目以降 |
自家用乗用車 | 3年 | 2年 |
軽乗用車 | 3年 | 2年 |
小型自動車二輪(250cc超) | 3年 | 2年 |
レンタカー(乗用自動車) | 2年 | 1年 |
バス・タクシー | 1年 | 1年 |
軽貨物自動車 | 2年 | 2年 |
大型特殊自動車 | 2年 | 2年 |
貨物自動車(8t未満) | 2年 | 1年 |
貨物自動車(8t以上) | 1年 | 1年 |
※250cc以下の小型自動車二輪は車検を受ける必要がありません。
※2019年1月29日現在の情報です。
多くの方は、自家用乗用車か軽乗用車を所有していると思いますが、その場合の初回の有効期間は3年となっています。つまり、最初の車検のタイミングは新車を購入してから3年後ということになります。一方、バスやタクシー、貨物自動車などの業務用および運送用の車については、新車登録から1年後や2年後に車検を受けなければなりません。
車検費用は大きく分けて3つの費用がかかってくる
車検費用の内訳は大きく分けると「法定費用」、「車検基本料」、「消耗品交換代」の3つです。以下で、それぞれについて詳しく見てみましょう。
法定費用
法定費用とは、自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料(印紙代)のことです。自動車重量税と自賠責保険料は、次の車検までの2年分をまとめて支払います。法定費用は金額が法律で定められているため、どの車検サービス会社に車検を依頼しても同じ額になります。
自動車重量税(2年分)
軽乗用車 | 6,600円 |
0.5t以下の車 | 8,200円 |
~1.0t以下の車 | 16,400円 |
~1.5t以下の車 | 24,600円 |
~2.0t以下の車 | 32,800円 |
~2.5t以下の車 | 41,000円 |
~3.0t以下の車 | 49,200円 |
※新車登録から13年と18年が経過した車については、段階的に増税となります。
※エコカー減税対象車には、税額の減免措置があります。
※2019年1月29日現在の金額です。
自賠責保険料(2年分)
自家用乗用車 | 25,830円 |
軽乗用車 | 25,070円 |
※2019年1月29日現在の金額です。
検査手数料
指定工場 | 認証工場 | |
自家用乗用車 | OSS申請: 1,000円
窓口申請: 1,200円 |
小型車: 1,700円
普通車: 1,800円 |
軽乗用車 | 1,100円 | 1,400円 |
※2019年1月29日現在の金額です。
車検基本料
車検基本料には、整備が必要な箇所を見定める検査の料金、法定24ヶ月点検の料金、検査場まで車を持っていき、車検に通す代行手数料などが含まれます。車検基本料は、車検サービス会社によって金額設定が異なります。
消耗品交換代
点検の結果、部品交換が必要になれば、その料金も上乗せされることになります。どの程度の部品が消耗していたら交換を勧めるのかの基準や金額設定は、車検サービス会社によって異なります。新車購入から初回の車検であれば、交換部品はさほど多くはならないでしょう。
新車購入後の車検費用相場を会社別に紹介
ここで、新車購入から最初に受ける車検の費用相場を、車検サービス会社別にご紹介したいと思います。「ディーラー」の相場は高めとなっていますが、自社メーカーの強みを活かして高い質の点検をしてくれる、車に長く安全に乗っていくための予防整備を実施してくれるなどのメリットもあります。
また、「車検代行業者」は一番安いですが、検査場に車を持って行って車検に通す代行作業のみを請け負う業者で、点検整備は基本的にしてくれませんので注意しましょう。
自家用乗用車の場合
自家用乗用車の場合は、前の項目の内容からお分かりの通り、車の重さによって自動車重量税が変わってきます。そのため、車検費用全体の相場ではなく、法定費用に加えてどれくらいの料金が相場としてかかるのかをご紹介します。
・ディーラー: 法定費用+40,000~100,000円程度
・民間整備工場: 法定費用+25,000~80,000円程度
・車検専門フランチャイズ店: 法定費用+25,000~80,000円程度
・カー用品店: 法定費用+25,000~60,000円程度
・ガソリンスタンド: 法定費用+20,000~60,000円程度
・車検代行業者: 法定費用+10,000~30,000円程度
軽乗用車の場合
軽乗用車の場合、重さに関係なく自動車重量税は同じになり、6,600円(2年分)となります。また、自賠責保険料は25,070円(2年分)で、検査手数料は1,100円または,1,400円です。よって、法定費用の合計は32,770円または33,070円となります。下記でご紹介するのは、この法定費用を含んだ車検費用全体の相場です。
・ディーラー: 60,000~80,000円程度
・民間整備工場: 70,000円程度
・車検専門店: 50,000~60,000円程度
・カー用品店: 50,000~65,000円程度
・ガソリンスタンド: 55,000円程度
・車検代行業者: 45,000円程度
最初の車検のタイミングでの乗り換えで得することも?
車の査定価格は新車から3年目のタイミングで大きく下落する傾向にあります。つまり、新車登録から初回の車検のタイミングで価格が下がるということです。そして、前の項目でご紹介した相場からお分かりの通り、新車登録から初回の車検においても、それなりの費用がかかります。
そのため、初回の車検というのは、車を乗り換える良いタイミングの1つだと言えます。そのタイミングなら、査定価格が大きく下がる前に車を売れますし、車検費用を次の新車を手に入れるための資金に回すことが可能となります。
そして、ここでお勧めしたいのが、次の新車を入手するにあたって、車を購入するのではなく、カーリースを利用するということです。
なぜなら、カーリースの場合、ローン購入とは違って頭金が基本的に不要で、まとまった初期費用を出さずに新車を手にすることができるからです。そして「リース」とは言っても、契約期間が5年や7年などの長期に及びますから、マイカー感覚で新車を楽しんでいけます。
また、カーリースなら毎月の料金に、車両代や新車登録諸費用だけではなく、毎年の自動車税や車検時に支払う自動車重量税、自賠責保険料、車検基本料などがすべて含まれているケースが多いため、楽に家計の管理をしていけるというメリットもあります。
毎月定額のリース料を支払ってさえいれば、税金や車検などのタイミングでまとまった出費に慌てる必要はないのです。さらに、契約プランによっては、定期的な点検整備やオイル類、消耗部品の交換といったメンテナンスもサービスに含めることが可能ですから、車にあまり詳しくない人や、車のメンテナンスが苦手な人でも安心して利用できます。
このように、カーリースにはたくさんの魅力やメリットがあります。もし、新車購入から初回の車検での乗り換えを考えているのであれば、カーリースの利用をぜひとも検討してみてください。
人気カーリースを見る
関連する記事

オフロードを楽しむ!カーリースでジープをお得に手に入れる方法とは?
「どんな悪路も進めるオフロード仕様の機能と力強さがかっこいい!」と男女問わずファンが多く、たくさんの人たちを魅了している「ジープ」。そのジープをお得に手に入れる方法が、ジープを「カーリース」することです。どうしてカーリースだと手に入れやすいのか、その理由と、多くの人が愛してやまないジープの魅力についてみてみましょう。

中古車のリボーン・カーリースと新車のもろコミを比較!乗るならどっち!?
カーリースには新車ではなく中古車をリースしている業者もあります。その中でも今回はリボーン・カーリースについて、新車カーリースのもろコミとの違いを比較しています。中古車か新車か、迷っている方はぜひ参考にしてください。

人気のカーリース!「オリックス」と「もろコミ」を比較してみた!
数年前から個人向けのカーリースが注目され始め、利用者もどんどん増えてきています。今回はその中でも人気のリース業者、オリックスカーリースともろコミ(カーコンビニ倶楽部)を比較してみます。カーリースを検討している方はぜひ、参考にしてみてください。

カーリースで実現する理想的なカーライフ!カーリース会社選びの重要なポイント
月々の定額料金で利用できるサブスクリプションサービスへの対応がさまざまな分野で推し進められサブスクサービスの人気が高まりつつあるなかで、希望する車両の新車を定額料金で使用できるカーリースが注目を集めています。 しかし車のサブスクサービスと言えるカーリースで理想的カーライフを実現するのには、「どのカーリース会社とカーリース契約を結ぶか?」が非常に重要ですので上手なカーリース会社選びの参考になるカーリースのシステムやおすすめのカーリース会社などを紹介します。

カーリースでは勝手に車修理をしても良い?車に傷がついたり故障してしまったりした時の対処法を知っておこう!
カーリースの車が破損したり故障したりしてしまったらどうすればいいのでしょうか、自分の判断で車修理をしても構わないのでしょうか?万が一の時に慌てないように、車に傷がついたり故障してしまったりした場合の対処法を事前に理解しておくのは大切です。

国産車のベストセラー!ホンダN-BOXの人気カラーをランキングでご紹介
国産車でベストセラーとなっているホンダN-BOXは、カラーバリエーションも豊富に揃えています。今回は、そんなホンダN-BOXの人気のカラーをご紹介します。