車検で失敗しないために…車検ではどんな項目が検査されるのかを知っておこう!
車検の検査項目は事前に知っておいて損はない!
車検での検査項目を知っておくことには、どんなメリットがあるのでしょうか?
まず、業者が出す車検の見積もり内容をよく理解できるようになります。そうすれば、不要不急の整備や部品交換が見積もりに含まれている場合に、それを見極め、整備内容から外して料金を値下げしてもらうなどの交渉も可能です。
また、車検の検査項目は日頃の車のメンテナンスの指針にもなります。メンテナンスと言ってもどんなことを点検したらいいのか分からず、ほとんどメンテナンスをしてなかったりすべて業者任せにしたりしている方もいるかと思いますが、車検の検査項目について知ることで、どんなメンテナンスを実施したらいいのかがわかるようになります。
さらに、車検の検査項目についてかなり精通していけば、ユーザー車検も可能になるかもしれません。つまり、業者に依頼せずに自分で検査場に車を持って行って車検に通すスキルが身に付くということです。それは車検費用の節約につながるでしょう。
車検でチェックされる項目を徹底解説!
車検で主に検査される項目を具体的に見てみましょう。
外観検査(主に目視による検査)
電気系統
ヘッドライトやスモールライト、バックライト、ブレーキランプ、フォグランプ、ハザードランプ、方向指示器などを点灯、点滅させて確認します。また、運転席から見えるランプ類、警告灯が点灯するかも検査項目に入ります。さらに、クラクションが鳴るかもチェックされます。
ワイパー
ワイパーの状態と作動確認、ウォッシャー液の噴射などが検査されます。
ウィンドウガラス
破損やひび割れがないかを確認します。
タイヤ
タイヤの溝が1.6mm未満まで減ってしまっている場合(スリップサインが出ている場合)は車検に通りません。また、タイヤのゴムやホイールに破損やひび割れがないかも検査対象です。さらに、タイヤのナットやボルトを軽くたたいて締め付け具合をチェックします。
発煙筒
発煙筒が積まれているか、発煙筒の有効期限が切れていないかの確認もあります。
下廻り(車を検査台に乗せて車体の下側から行う検査)
ブーツ類
ドライブシャフトブーツ、ステアリングラックブーツ、タイロッドエンドブーツなどのブーツ類に亀裂や破損がないかを検査します。走行距離が5万~8万kmの車でブーツ類の破損が多く見られます。ちなみにブーツ類は、可動部分のグリスが外に飛び散らないようにする、外部から異物や砂が混入しないようにするといった重要な役割を持つゴム製の部品です。
マフラー
マフラーに酷い錆ができていないか、穴が開いていないかがチェックされます。
オイル漏れ
オイルが漏れている箇所がないかも検査項目の一つです。
連結部分
部品の連結部分に緩みや損傷がないかを確認します。
性能や状態(主に測定器を使って行う検査)
サイドスリップ検査
ハンドルをまっすぐに保った状態で直進した場合に横滑りする量を機械で測定します。車検での重要な検査項目の一つです。
ブレーキ検査
前輪と後輪のブレーキが確実に利くかどうかを検査します。テスターの上で電光表示の指示に従ってブレーキを踏むことで測定されます。パーキングブレーキの効き具合についても確認されます。
スピード検査
スピードメーターが正確に作動しているかどうかの検査です。車をローラーの付いた台の上に乗せて指定された速度まで車のアクセルを踏み、既定の速度に達した時にパッシングをして検査官に知らせるという検査方法になります。サイズ違いのタイヤを取り付けた場合には、実際の速度とスピードメーターの表示に誤差が出て車検で不合格となる可能性がありますので注意しましょう。
ヘッドライト検査
機械でヘッドライトの光量と光軸の測定をします。この項目で車検に落ちる人は少なくありません。ライトカバーが曇っていたりライト自体が劣化したりしている場合には光量不足となってしまいますし、光軸の角度がズレて不合格になってしまうケースもあります。
排ガス検査
排ガスの検査は、公害防止の観点から重要視されている項目です。排ガス中の一酸化炭素と炭化水素の濃度が基準値を超えると車検に通りません。かなり年数が経過した車では排ガス検査で落ちることもあり、車検に合格するために修理や部品交換などが必要となります。
※ここで取り上げた内容は車検の検査項目すべてを網羅するものではありません。実際の検査項目は他にもあります。
車検代の全額をカード払いできるお店もある!
さて、多くの車検業者では、料金のうち「車検基本料」や「部品交換代」はクレジットカード払いができますが、「法定費用」については現金払いしか受け付けていません。でも、中には法定費用を含んだ車検費用全額をクレジットカードで支払える業者や店舗も存在します。
例えば、ディーラーでは車検費用全額をカード払いできることが多いです。また、車検取次サービスである「グー車検」では車検費用全額の支払いをインターネット上でクレジットカード決済できます。また、「EPARK車検」や「ホリデー車検」といったサイトでも、車検費用全額カード決済可能な業者や店舗を一括で検索できるようになっています。
ただし、車検費用全額をクレジットカードで決済できる店舗では料金そのものが割高になっているケースもありますので、注意が必要です。クレジットカードではポイント還元が受けられますが、獲得できるポイント以上に料金が高ければ結果として損をしてしまいます。ですから、見積もり結果やクレジットカードのポイント還元率などを総合的に考慮して車検の依頼先業者を決めることをおすすめします。
カーリースした車でも車検のチェック項目は変わらないけどここには注意!
今回は、車検の検査項目について詳しく見てきました。カーリースの車も、車検の内容やチェックされる項目は自家用車と同じです。
カーリースでは、毎月のリース料に車検費用が含まれていることが多いですが、注意点があります。それは、カーリース会社が指定したメンテナンス工場で車検を受けないと車検費用が自己負担になってしまう場合があるということです。ですから、カーリースの車で車検を受ける際には車検場所についてのルールをよく確認するようにしましょう。
いずれにしても、料金に車検費用が含まれるカーリースなら、車検の度にお金のやり繰りで苦労せずに済みます。また、車検が近づくとカーリース会社が連絡してくれますので、車検忘れの心配も不要です。さらに、車について不安なことがあれば気軽に相談することもできます。あなたも、そんなカーリースの利用を検討してみてはいかがでしょうか?
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