車検にかかる日数はどれくらい?車検に時間がかかるケースや業者ごとの違いについて解説!
車検のスケジュール管理や基本料もコミ!車に乗るならもろコミ
定期的に訪れる車検スケジュール管理には労力がかかり車検費用の経済的負担は決して小さくありませんが、もろコミでは月額料金にスケジュール管理や車検基本料が含まれるカーリースプランを提供しています。
うっかり切らすと大変な車検のスケジュール管理は面倒な作業
運転免許証であれば更新期日を超過してしまっても6ケ月以内なら「うっかり失効」で運転資格を維持することができますが、車両が保安基準を満たしていることを確認するために行う車検は有効期限を超過すると車検証が失効し新たに登録車検を受ける必要が生じます。
また車検切れの車両で公道を走行すると道路運送車両法に違反する無車検運行となり「違反点数6点で6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金」と厳しく処罰されます。
さらに車検切れの車両は車検有効期限に合わせて加入している自賠責保険が失効している可能性が高く自賠責保険未加入の車両で公道を走行すると自動車損害賠償保障法に違反する無保険運行となり「違反点数6点で1年以下の懲役または50万円以下の罰金」と厳しく処罰されます。
無車検運行と無保険運行の双方に違反すると違反点数は重複しませんが処罰と罰金が加算されるので「違反点数6点で1年6ヵ月以下の懲役または80万円以下の罰金」と非常に厳しく処罰されます。
うっかり切らしてしまわないように車検スケジュールは厳重に管理する必要がありますが、忙しい日常生活のなかで徹底したスケジュール管理を行うのは意外と面倒な作業であるのも事実です。
車検にもさまざまな種類がある!
一口に車検といっても、現在はさまざまな車検が存在します。ここでは、車検の種類についてみていきましょう。
ディーラー車検
ディーラー車検とは、各自動車メーカーの自動車を販売している店舗のことを指し、各メーカーの自動車に特化したサポートを行っているため、技術レベルが高く、安心・信頼度の高い点検・整備を行うことが可能です。
その反面、基本的に部品交換を行う際などは、純正品を使用することになるため、費用が高くなる傾向にあります。費用を安く抑えたいという方よりも、高いレベルの車検を望むのであればディーラー車検がおすすめです。
整備工場
整備工場は、個人経営やチェーン店など店舗の規模はさまざまとなっています。この整備工場は、「指定工場」と「認定整備工場」の2つに分けられます。
指定工場・・・車検にかかわる整備ラインがすべて整えられているため、検査場に持ち込むことなく車検が完了する
認定整備工場・・・地方運輸局長から認証を受けた自動車整備工場で、車検を完了するには検査場へ持ち込む必要がある
指定工場と認定を受けるためには、厳しい基準を通過する必要があるため高いレベルの整備ができるかつ、万が一検査基準を満たさない車を問題ないと合格にしてしまった場合に営業停止となってしまう可能性があるため、ディーラー同様に高いレベルで車検を実施してもらえるメリットがあります。
認定工場においては、最終的な検査は検査場へ持ち込んで行う必要があるため、指定工場に比べると整備士の技術はやや怠る傾向にあります。また、すべての工場が同一のレベルというわけではありませんので、車検を依頼する場合は腕の良い整備士がいるかどうかも確認する必要があるでしょう。
ガソリンスタンド
最近では、ガソリンスタンドで車検を実施しているところも多くなってきました。いつもガソリンを入れているガソリンスタンドで車検を実施していれば、整備工場を探す手間もありませんし、気軽に車検依頼ができることもメリットと言えます。
ただし、ガソリンスタンドの中には、そのガソリンスタンドで車検を実施している場合もあれば、窓口だけを実施し、実際の車検は提携の整備工場で行っている場合もあります。
ユーザー車検
ユーザー車検とは、自分で点検を行い、それに伴う書類を作成し、そのうえで車検上に車を持ち込んで車検を実施するという方法です。
ユーザー車検のメリットは、他の車検方法よりも確実に費用を抑えて車検を実施できるという点でしょう。しかし、自身で車検を行う場合は、それなりに知識も必要ですし、点検に必要な道具がそろっている必要があります。
ユーザー車検は費用面ではメリットがあると言えますが、安全面を考えるとやや不安が残る手段といえるかもしれません。
車検の日数は業者によって異なる?
車検は有効期限があるため、前もって受けたくなりますが、前倒しで受けると次回の有効期限はその日からカウントされます。つまり早く受けると残っていた有効期限の分が無駄になってしまうのです。
有効期限の日にちを変えることなく車検を受けられるのは有効期限1ヶ月前からです。この有効期限が切れる1ヶ月の間に車検を受けて終わらせなければいけません。
そうすると重要なのが「車検にどれくらいの日数がかかるのか」です。有効期限ぎりぎりに車検に出したら、思った以上に日数がかかり期限が切れてしまった、ということもあり得ます。
車検の日数がどれくらいかかったか人に聞くと、様々な答えが返ってくるでしょう。即日という人から1週間かかったという人までいます。なお、この業者によって車検の日数が異なるのは理由があります。
1つは繁忙期による混雑具合です。大手のカーメンテンナンス店であれば、整備士を多数在籍させて、その場ですぐに整備ができます。一方、小規模であれば、対応できる人に限りがあったり、外部の整備工場に依頼したりします。そうすると、日数が他よりかかってしまうかもしれません。
車検の有効期限は車を登録した時からカウントされます。車検の繁忙期はより多くの人の有効期限が切れるとき、つまり、車が最も売れる時期です。
12月から3月は、年末商戦から始まり、年度末の決算前値引きがあるため、車の販売台数が多くなります。また、4月の新生活前に前倒しで車検を受けてしまおうという人もいます。そのため、12月から3月が車検の繁忙期になります。この時期は業者によっては車検の日数が多めにかかる場合があります。
もう1つは交換部品の取り寄せ日数です。部品を交換しないといけない場合、その部品の取り寄せによって車検にかかる日数が左右されます。業者の在庫状況は、混雑状況によっても変わってくるかもしれません。業者がどのような部品の取り寄せのルートを持っているかによっても、車検の日数が異なります。
また、車が輸入車や特殊車両だったり、部品が特注品だったりする場合も日数がかかります。海外から取り寄せないといけないとそれだけで1週間程かかることもあります。これらの理由で業者によって車検にかかる日数には幅があるのです。
車検にかかる日数を業者別に徹底比較!
車検を行なっている業者は数多くあり、それぞれが車検にかかる日数を設けています。業者によって異なりますが、業者の種類により、かかる日数が左右されます。そこで、業者別の一般的な違いと日数を見てみましょう。
ディーラー 1日から2日
ディーラーでの車検は大きな故障がなければ基本的には1日で終わります。朝一番で入庫すると夕方には、午後に入庫すると次の日には終わる場合がほとんどです。
多くのディーラーは認定工場という車検を自社設備で行う資格を取っています。そのためディーラー内で整備と車検をまとめて行うことができ、スピーディな車検ができます。交換部品もディーラーなら多めに揃えてあることも日数が少なく済むポイントです。
民間の整備工場、2日から4日
いわゆる町の修理工場や、修理と販売を行なっているモータースと呼ばれる工場での車検は最短2日のところがほとんどです。認定工場の資格があれば早く終わりますが、民間の整備工場は車の整備が行える指定工場でることが多いです。
そうすると、整備までは自社でできますが、整備後陸運局に持っていって車検を受ける必要があります。それだけで半日から1日かかるので、合計2日はかかります。
そして、点検の結果部品の交換が必要になるとさらに日数がかかります。ディーラーとは異なり、純正部品の在庫を多く持っているわけではないので、整備内容によっては部品待ちで車検に時間を要します。
カー用品店 数時間から1日
オートバックス、イエローハットといった大型のカー用品店でも車検を行なっています。カー用品店での車検は必要最低限の点検ですが素早く行われます。待っている間は店内を見て回れるので、用事のついでに車検ができます。
最近では、見積もりを別の日に出すところも増えています。事前に見積もりを出すことで、値段を比較検討できます。二度手間にはなりますが、どれくらい整備に時間がかかるのか分かるというメリットがあります。
ガソリンスタンド 数時間から3日
同様にガソリンスタンドでも素早い車検が行えます。しかし整備工場が併設されていないと外部の整備工場に依頼することになるので、時間がかかります。
また整備は行わずに車検のチェックだけ行うガソリンスタンドもあります。これは車の整備に自信がある場合は安く、早く行えるメリットがあるものの、不合格になると余計に手間がかかってしまう可能性もあるため注意が必要です。
車検専門店 30分から数時間
車検専門店なだけあって、スムーズな手続きができます。車検の点検に慣れている整備士を複数おいて、効率よくチェックしていくため、スピーディな車検が行えます。
このように車検の検査自体は1日で終わるので、自社で行えるか陸運局に持ち込むかによって日数の違いが出てきます。平均的には1日から2日を見ておくと良いでしょう。
走行距離や年数によっても車検にかかる日数は変わる?
車検というのは車がある基準に適っているか検査する作業を指しています。車に不備があれば、車検の基準をクリアするように直さなければいけません。そのため、故障があればそれを直すまでに日数がさらにかかります。
車検にかかる平均的な日数は、あくまでスムーズに点検が進んだ場合なのです。走行距離が多かったり、年数がたっていたりすると、それだけ車の不備が増える可能性は高まります。そうすると、車検の日数が思ったよりかかることがあります。
例えば、10万kmを超えると様々な不具合がでてきるので、車検の際は余裕を持った日数を見ておく方が良いでしょう。部品交換を頻繁に行なっていないなら、車検の際に様々な部品を替えなければいけない可能性が高いです。簡単な部品であれば1日で入荷できますが、特殊なものだとさらに日数がかかってしまうかもしれません。
部品交換のタイミングは年数よりも走行距離が大きく影響します。ただし年数が古くなればなるほど、部品の流通が減り、取り寄せるのに時間がかかるというケースがあります。
車検の管理が不安、手続きが面倒な方におすすめのカーリースとは?
どの業者に車検を頼むか、どのタイミングで出すか、といった車検の管理を面倒に感じる人も多くいます。値段だけを見て、質の悪い車検業者に頼んでしまうのではないかという不安もあります。
カーリースで車を手に入れるとそういった煩わしさから解放されます。多くのカーリース会社は車検もカーリース料金に含んでいたり、車検無料クーポンをセットにしていたりします。そのため、車検の費用を別に取り分けておく必要がありません。
また、カーリース会社が車検に出す提携工場を指定していたり、自社設備で行なっていたりします。カーリース会社も自社の車をきちんと整備したいと思っているので、きちんと車検を受けられます。車検の質が悪いという心配は不要です。カーリースは車をお得に乗れるだけでなく、面倒な手続きなどもお任せできる方法なのです。
さらに、カーリース会社によっては、タイヤ交換やオイル交換などの定期的に必要なメンテナンスパックが用意しているところもあります。
そういったメンテナンスパックをカーリース契約時に同時に追加しておくことで、車検時の部品交換費用を抑えることも可能です。
今回は、車検の種類、日数などについて解説してきました。ご紹介してきた通り、ディーラー・民間の整備工場・カー用品店・ガソリンスタンド・車検専門店など非常に多くの業者が車検を取り扱っており、各社からさまざまな車検プランが打ち出されているので「どの業者に依頼するのが効率的なのか?」迷ってしまうのも事実です。
車検のたびにいちいち工場を探したり、車検費用を準備したり、スケジュールを管理するなど面倒が苦手という方は、カーリース利用を検討してみるのも良いでしょう。
関連する記事

やっぱり気になる!カーリースで「在籍確認」は行われるの?
カーリースの申し込みをした場合、カーリース会社側から、勤めている会社などに連絡が入る在籍確認は行われるのでしょうか?今回は、カーリースにまつわるこの素朴な疑問にお答えします。

カーリースを利用したら、車検証の記載はどうなる?車検代は誰が払う?気になるリース車の車検について解説!
カーリースを利用した場合、車検証の記載内容は自家用車の場合とは異なるのでしょうか。車検代を支払うのはカーリース会社か、それとも契約者でしょうか?今回は、カーリースの車検について徹底解説します!

カーリースとローンはどっちがお得なの?費用をシミュレーションしてみた
最近利用者が増えて話題になっているカーリースですが、ローンと比べるとどちらがお得なのでしょうか?まずはカーリースがどのようなサービスなのかを調べてみましょう。それから実際に料金のシミュレーションをしてカーリースとローンではどちらがお得なのかを比較します。

カーリースを利用したらメンテナンスはどうすればいいの?知っておきたいリースの種類について
車にはメンテナンスが必要です。車を購入する場合には、購入費用だけではなく、車の維持費やメンテナンスにかかる費用のことも考えなければなりません。では、カーリースを利用する場合、車のメンテナンスはどうすればいいのでしょうか?

ズバリ検証!年金受給者はカーリースの契約が可能?
高齢者の方も、お出かけやお買い物など、車を必要とする場面は多くあることでしょう。ですが、車を新しく買うにも、維持するにもお金がかかるので、年金受給者の高齢者にとって、車を持つという選択はなかなか難しいものです。 また、車は日々安全機能や性能など進化を続けているので、機能などを使いこなすことも年金受給者の高齢者の方には難しい要素のひとつです。新しい車を乗りこなせなければ、かえって危険も増えてしまいます。 そこで便利なサービスが、カーリースです。初期費用などの大きな出費がなく、車の維持もほとんどおまかせできます。今回は、年金受給者の高齢者の方に向けて、ずばり年金受給者でもカーリースの契約が可能であるのかをご説明していきます。

カーリースの審査は何を見ている?通過するためのコツは?
新車を購入するよりも初期費用が少なくて済み、月々の支払額も安定していることなどから近年流行しているカーリースですが、申込み時には所定の審査があります。カーリースの審査ではどのようなところがポイントになるのか、通りやすくするためのコツなどを解説します。