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トヨタ・エスクァイアは本当に「上質」なのか?その魅力に迫る!

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上質のミニバンを目指すトヨタ・エスクァイアとは?

トヨタ・エスクァイアのベースとなっているのはノア、ヴォクシー(5ナンバーミニバン)です。発表こそ遅れを取りましたが、これら3車種は同時期に開発が進められてきました。

トヨタ・エスクァイアと2車種との違いは上質感、上級感といったランクです。ワンランク上のミニバンを目指して開発されたトヨタ・エスクァイアはエクステリア、インテリアともに高級感が漂うデザインに仕上がっています。

トヨタ・エスクァイアは2014年に発売開始してから、2017年に一度だけマイナーチェンジを実装しています。このとき「Gi “Premium Package”」という最上級パッケージが設定されたほか、フロントグリルを新意匠に刷新するといった改良が行われています。

また、トヨタ・エスクァイアにはガソリン車とハイブリッド車が設定されています。それぞれ基本スペックは以下の通りです。

ハイブリッド車 ガソリン車(Gi)
寸法 4,695 x 1,695 x 1,825mm
ホイールベース 2,850mm
室内寸法 2,930 x 1,540 x 1,400mm
排気量 1.797 L 1.986 L
エンジン種類 直列4気筒
最高出力 73kW [99PS] / 5,200rpm 112kW [152PS] / 6,100rpm
最大トルク 142N・m [14.5kgf・m] / 4,000rpm 193N・m [19.7kgf・m] / 3,800rpm
トランスミッション 電気式無段変速機 Super CVT-i(※)
車両総重量 1,995〜2,005kg 1,955〜2,100kg
駆動方式 2WD(FF) 2WD(FF)/4WD

※CVT-i=自動無段変速機 / 7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付き

トヨタ・エスクァイアの各性能や魅力などを詳しくお伝えしていきます。

 

納得の走りと燃費、トヨタ・エスクァイアの各性能は?

ノアやヴォクシーよりもワンランク上の「上質なミニバン」を目指したトヨタ・エスクァイア、その走行性能や安全性能、そして気になる燃費性能などを見ていきます。

トヨタ・エスクァイアの走行性能

トヨタ・エスクァイアには「2.0L 3ZR-FAE(バルブマチック付)エンジン」を搭載したガソリン車と「1.8L 2ZR-FXEエンジン」を採用したハイブリッド車が設定されています。それぞれの特長を見ていきましょう。

■ガソリン車

トヨタ・エスクァイアのガソリン車は、トヨタが開発した、吸気バルブリフトを連続的に変化させることができる可変バルブ機構「バルブマチック」を搭載しています。

加えて、吸気・排気両バルブのタイミングを最適にコントロールする「Dual VVT-i」を採用したことにより、低速域〜高速域までパワフルかつ無駄のない(余裕のある)走りを実現しています。高速走行時の燃費はもちろん、静粛性やスムーズな発進・加速なども感じることができるエンジンです。

■ハイブリッド車

トヨタ・エスクァイアのハイブリッド車は「電動ウォーターポンプ」や「アトキンソンサイクル」、そして排出ガスを再循環させるシステム「クールドEGR」といった技術を採用し、優れた低燃費性を実現しています。

たとえばバッテリーにはコンパクトで高性能のニッケル水素バッテリーが使われ、少ない電流で大きな電力を供給できる「昇圧コンバータ付きパワーコントロールユニット」を採用しています。モーターの性能を無駄なく引き出し、伝達効率を最適化することで優れた低燃費性能を発揮します。

トヨタ・エスクァイアの安全性能

トヨタ・エスクァイアにはトヨタが誇るさまざまな安全技術が盛り込まれています。その代表的なものを紹介します。

■インテリジェントクリアランスソナー

四隅およびフロント、バックの合計8箇所にセンサーが組み込まれており、ガラスや壁といった静止物を検知します。衝突の危険性が高まるとブザーで警告し、さらに接近すると被害軽減ブレーキが自動で作動します。

■Toyota Safety Sense

レーザーレーダーと単眼カメラという2つの目を用いたセンサーが前方を見守ります。さらに、そのセンサーから得られるデータに基づき統合的に制御することにより、事故の回避、衝突時の被害軽減へとつなげます。

■プリクラッシュセーフティ

レーザーレーダーと単眼カメラが障害物を検知した際、衝突の可能性がある場合にブザーとディスプレイでドライバーに回避を促すと同時に、ブレーキを踏んだときに強力にアシストしてくれます(踏めなかったときは自動ブレーキが作動します)。

■レーンデパーチャーアラート

ドライバーが「ウインカー」を出さずに車線を外れそうになったとき、ブザーやディスプレイ表示で警告してくれます。

■その他の安全技術

ほかにも、トヨタ・エスクァイアには、ロービームとハイビームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」、急発進や急加速を抑制する「ドライブスタートコントロール」、前の車の発進をお知らせする「先行車発進告知機能」などの安全技術が使われています。

トヨタ・エスクァイアの燃費性能

続いて、トヨタ・エスクァイアの気になる燃費性能を見ていきましょう。グレード順に、トヨタ公式サイトで確認できるカタログ燃費(JC08モード)を紹介します。

■HYBRID Gi“Premium Package・Black-Tailored”(特別仕様車):23.8km/L

■Gi“Premium Package・Black-Tailored”(特別仕様車):23.8km/L

■HYBRID Gi“Premium Package”:14.8〜16.0km/L

■HYBRID Gi:23.8km/L

■HYBRID Xi:23.8km/L

■Gi“Premium Package”:14.8〜16.0km/L

■Gi:14.8〜16.0km/L

■Xi:14.8〜16.0km/L

あくまでカタログ燃費のため実燃費とは異なりますが、トヨタ・エスクァイアはおおむね優れた燃費性能を実現していると見ていいのではないでしょうか?とくにハイブリッドは、このクラスにしてみれば、出力と燃費性能を見事に両立していると言えるでしょう。

 

まだまだある!トヨタ・エスクァイアの魅力

ここまで、性能面からトヨタ・エスクァイアを掘り下げてきましたが、エクステリア、インテリアの面から魅力に迫ってみたいと思います。

ワンランク上の「5ナンバーミニバン」を目指すトヨタ・エスクァイアのエクステリアは、スーッと伸びるフロントグリルを中心に、アルファードと比較しても見劣りしない質感に仕上がっています。

迫力や存在感という点では申し分ないでしょう。ついでにお伝えすると、サイドウィンドウの下端が低いため、視界が確保しやすいのも特長です。

一方インテリアですが、こちらはアルファードと比較してしまうと見劣りするものの、5ナンバーミニバンというカテゴリで見ていくと、トヨタ・エスクァイアのインテリアはかなり「高級感」を意識した仕上がりになっています。

上級グレードになるとインパネやドアのリム、表皮などに合成皮革が使われています。合成皮革と言ってもチープなものではなく、本皮に迫る手触りや質感が楽しめる本格派です。

トヨタ・エスクァイアはその謳い文句通り「ワンランク上のミニバン」「上質感、上級感を肌で感じることができるミニバン」と言っていいでしょう。

 

トヨタ・エスクァイアはこんな人におすすめしたい

引用元:https://toyota.jp/esquire/exterior/?padid=ag341_from_esquire_navi_exterior

トヨタ・エスクァイアは「アルファードやヴェルファイアは高すぎて手が出ない!」という方にもしっかり高級感を味わわせてくれるミニバンです。ただし、ベースはノアやヴォクシーと同じですから、アルファードのような「乗り心地」は期待しないほうがいいかもしれません。

エスクァイアを試乗するなどして、その性能に満足のいくものであれば、無理をしてアルファードやヴェルファイアなどに手を出さずエスクァイアに乗ることをおすすめしたいです。

2020年2月時点、トヨタ公式サイトでは8グレードがラインナップされています。イチオシは「HYBRID Gi“Premium Package”」ですが、価格が340万円超えとなかなかのものです。

たとえばカーリースを利用するという選択肢はいかがでしょうか?カーリースなら頭金を用意する必要がないため、初期費用を抑えてエスクァイアに乗ることができます。浮いた頭金を楽しいドライブに回したり、オプションやグレードアップに回したりすることもできます。

「新しい車の乗り方として人気のカーリースで、憧れのトヨタ・エスクァイアに乗る」これからの主流になってくるかもしれませんね。

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