福祉車両とは?
高齢者や身体が不自由な方は、普通の車では乗り降りがしにくく、家族や一緒に出掛ける人の負担になるのが嫌で、車の利用を控えたりするようになります。
そこで登場したのが福祉車両です。福祉車両は、身体が不自由な方を含め、誰もが乗り降りしやすい設計になっている車のことを指します。
福祉車両には「介護式」と「自操式」があります。自操式は、身体が不自由な方が自分で運転できるように設計されている福祉車両です。身体が不自由な方でも運転できるように、手動運転装置や左足アクセルなどが搭載されています。
介護式は、介護が必要な人をスムーズに助手席や後部に乗せられるように設計されている福祉車両です。
介護式には、助手席が回転するスライドシートタイプ、助手席が昇降できるようになっているタイプ、車いす用のリフトが付いているタイプ、後ろのドアからスロープを使って車いすごと乗れるようになっているタイプなどがあります。
このように、福祉車両にはさまざまな種類があるので、個人で購入したり、カーリースしたりする時には、自分や家族のライフスタイルをよく考慮して車種を選ぶとよいでしょう。なお、福祉車両は消費税が非課税となります。
福祉車両をカーリースするメリットとは?
カーリースの一般的な仕組みについて、簡単におさらいしておきましょう。
カーリースは、毎月のリース料を支払うことで、カーリース会社から一定の期間車を貸してもらえるサービスです。
新車のリースと中古車のリースがありますが、新車の場合は、契約が成立してからカーリース会社がディーラーから車を購入して貸し出すという流れになりますので、自由にメーカーや車種、オプションを選べます。契約期間は3年、5年、7年などの長期に設定するのが一般的です。
一方、中古車の場合は、カーリース会社の店舗が用意している在庫の中から車を選ぶことになります。契約期間は1ヵ月や半年などの短期から設定できる場合が多いです。
カーリースの車の所有者はカーリース会社であるため、契約期間が満了したら、基本的には車を返却することになります。ただし、契約満了時に車を買い取ったり、リースを延長したりできる場合もあります。
一般的なカーリースでは、契約期間満了時の車の下取り価格(残価)をあらかじめ予想し、その金額を車両価格から差し引いた上でリース料算定します。これを「残価設定」と言います。
例えば、新車価格が300万円の車の残価が100万円に設定された場合、300万円から100万円を差し引いた200万円がリース料を決める上での車両代となるわけです。
では、福祉車両をカーリースすることには、いったいどんなメリットがあるのでしょうか?
・初期費用がかからない
カーリースでは頭金が基本的に不要です。また、車を購入する時にかかる税金や登録費用、リサイクル料金なども、すべて毎月のリース料に含まれています。そのため、カーリースを利用すれば、まとまったお金を用意しなくても福祉車両を手に入れられます。
・毎月の支払いがフラットになる
カーリースの毎月定額のリース料には、車両代や購入時の諸費用だけではなく、契約期間中に発生する自動車税、自動車重量税、自賠責保険料、車検基本料などもすべて含まれているのが一般的です。また、プランによってはオイル交換や消耗部品の交換などのメンテナンスの費用もリース料に含まれます。このため、車に関係する出費がフラットになり、家計のやり繰りが非常にしやすいです。
・車の管理が楽
カーリースなら、税金の支払いや車検、メンテナンスなどをカーリース会社にすべてお任せできます。ロードサービスや事故時の対応もサービスに含まれる場合もあります。そのため、車の維持管理にかかる手間を省くことができ、非常に便利です。
このように、カーリースにはメリットとなるポイントが多数ありますので、福祉車両をカーリースするのはおすすめと言えます。
福祉車両を利用できるおすすめのカーリース会社をご紹介!
最後に、福祉車両に対応しているおすすめのカーリース会社をご紹介します。
カーコンカーリースもろコミ(カーコンビニ倶楽部株式会社)
カーコンカーリースもろコミは、大手のカーリースサービスであり、信頼度が抜群です。
福祉車両のラインナップとして、
・タントスローパーL フレンドシップシリーズ 車いす移動車 (ダイハツ)
・N BOX G・スロープ Honda SENSING 車いす移動車 (ホンダ)
・スペーシア HYBRID G フレンドシップシリーズ 車いす移動車 (スズキ)
などを揃えています。
カーコンカーリースもろコミのプランには、「もろコミ」と「もろコミ+(プラス)」があります。どのプランでも、上記の福祉車両を、諸々の費用コミコミの月々1万円(非課税、ボーナス月加算あり)で利用可能です。
もろコミは、7年リース(もろコミ7)と9年リース(もろコミ9)から選ぶことができ、契約満了まで利用すると車をそのままもらえるのがうれしいポイントとなっています。また、もろコミ7は契約から5年経過後、もろコミ9は契約から7年経過後から、契約期間の途中でも、原則解約金なしで自由に車の乗り換えや返却ができるようになります。
もろコミ+(プラス)は、最後に車を返却するプランで、3年リースと5年リースから選べます。
スマイルカーリース(株式会社アイ・ティ・エス)
スマイルカーリースは、福祉車両を豊富に揃えており、スロープ付き、リフト付き、回転シート、送迎仕様車など、さまざまなタイプから選べます。
また、ドライブレコーダー、バックモニター、カーナビがセットになった「安心パッケージ」を月々2,500円(5年リースの場合)で付けられます。
株式会社オートガレージ122
福祉車両や介護車を専門で取り扱うカーリース会社です。専門店のため、病院、施設、介護タクシーなど、多くのニーズが集まります。そのため、大量仕入れによりコスト削減を実現することができており、それをリース料に反映させています。
納車までの期間や故障による修理期間にも、同じタイプの福祉車両をレンタカーとして即日手配してもらえます。
税金や自賠責保険料、諸費用だけがリース料に含まれる「ファイナンスリース」と、車検やメンテナンスもサービスに含まれる「メンテナンスリース」の2つのコースから選ぶことができます。
株式会社大洋モーター
「オリックス自動車」のビジネスパートナーとしてカーリースを手掛けています。スロープ付き、リフト付き、回転シート付きなどの福祉車両に対応しています。
今回は、福祉車両をカーリースするメリットやおすすめのカーリース会社などについて見てきました。あなたも、カーリースで福祉車両をぜひとも利用してみてください。