まずは契約プランの違いを比較!
コスモスマートビークルともろコミ(カーコンビニ倶楽部)はプランや月々の料金などがお互いに特徴的です。まずはどのようなものか比較してみましょう。
■コスモスマートビークルの契約プラン
コスモスマートビークルの方は「予算に合わせて選べるプラン」と「乗り換えフリープラン」があります。
《予算に合わせて選べるプラン》
予算に合わせてメンテナンスパック、走行距離、リース期間、頭金やボーナス払いの有無、メンテナンスパックの種類などを自由に組み合わせるプランです。
《乗り換えフリープラン》
契約から3年経過後に自由に乗り換えができるプランです。子供の成長に合わせて大きな車に乗り換えたり、いろいろな新車に乗りたい方にお勧めです。
ただし3年以降で25万円、4年以降で5万円の乗り換え手数料が発生します。また、3年で解約することもできますが、その場合は解約金が必要になります。
*ガソリンスタンドらしいメンテナンスパック!
コスモスマートビークルのメンテナンスパックは「ホワイト」「シルバー」「ゴールド」の3種類から選ぶことができます。
(1)ホワイトパック
プランに含まれるのは「車両代金」と「税金・諸費用」のみで「メンテナンス」は含まれませんので、正確にはメンテナンスパックとは言えませんが、コスモではメンテナンスパックと呼んでいます。
なお車検時に支払いが必要な「重量税」「自賠責保険」も含まれていませんのでお間違えのないようご注意ください。
ホワイトパックの特徴としては、3種類のメンテナンスパックの中で最も月々の出費を抑えられるパックであることと、月間100Lを上限にガソリン代が1Lあたり1円引きになることです。
車検や法定点検などは自分で行わなければなりませんので、車に詳しい方や車検、法定点検などが面倒でない方は検討してみても良いかも知れません。
(2)シルバーパック
こちらは車検や法定点検などもお任せしたい方向けです。プランに含まれるのは「車両代金」「税金・諸費用」「車検整備」「定期点検」「オイル交換」「重量税」「自賠責保険」で、ガソリンが月間100Lまで1L3円引きになります。
料金はホワイトよりも高くなりますが、いわゆるスタンダードなプランと言えます。
(3)ゴールドパック
シルバーパックの内容に加えて「タイヤ交換」「バッテリー交換」「その他の消耗品交換」「車両の延長保証」「ロードサービス」などが付帯する充実さです。
さらにガソリンは月間100Lまでなんと1Lにつき5円引きです。メンテナンスパックの中で料金は最も高くなりますが、その分至れり尽くせりのプランと言えます。
■もろコミ(カーコンビニ倶楽部)の契約プラン
もろコミ(カーコンビニ倶楽部)は基本的なプランとして「もろコミ7」と「もろコミ9」が用意されています。そのほか、予算に合わせてリース期間や支払いプランを自由設計できるものもあるようです。
頭金は不要で、月々のリース料金には「車両代金」のほか「登録時諸費用」「車検基本料」「自賠責保険」「自動車税」「重量税」が含まれています。
《もろコミ7》
7年リースのプランです。ライフスタイルが変化する可能性があるからリース期間はちょっと短めに、でも月々のリース料金は抑えたい!という方に最適です。
《もろコミ9》
9年リースのプランです。本当に気に入った車を長く乗りつつ月々のリース料金も抑えたい!という方にピッタリです。
*充実のメンテナンスパック!
もろコミ(カーコンビニ倶楽部)は通常のリース料金が安い上に、月々2,700円をプラスするだけで充実のメンテナンスを受けられます。
・タイヤ4本交換(もろコミ7・9ともに1回)
・バッテリー交換(7は1回/9は2回)
・オイル交換(7は6回/9は8回)
・オイルエレメント交換(7は6回/9は8回)
・オートマオイル交換(7は1回/9は2回)
・ブレーキオイル交換(7は2回/9は3回)
・ブレーキパッド交換(7・9ともに1回)
・Vベルト(7・9ともに1回)
・クーラント交換(7は2回/9は3回)
・点火プラグ交換(7・9ともに1回)
・ワイパーゴム交換(7は2回/9は3回)
なお、現在メンテナンスパックは軽自動車のみが対象です。今後普通車にも拡大されることを期待しましょう。
*カーアクセサリーセットもある!
こちらも軽自動車のみ適用対象ですが、月々2,160円で様々なアクセサリーをつけることができます。
・カーナビ
・バックアイカメラ(もろコミ9のみ)
・音声タイプのETC
・フロアマット
・バイザー
両者の契約プランはこのようになります。ガソリン割引などはありませんが、とにかく「分かりやすくて安心」というのはもろコミ(カーコンビニ倶楽部)です。
月々のリース料金を比較!
次は実際に同じ車をリースするとしたらどれくらい料金が違うのか、比較してみます。
比較対象車は大人気のSUV「HONDA・ヴェセル」とします。
《コスモスマートビークルでリースした場合》
比較項目 | ホワイトパック | シルバーパック | ゴールドパック |
36ヶ月 | 49,356円 | 51,516円 | 54,756円 |
60ヶ月 | 36,504円 | 39,420円 | 42,660円 |
84ヶ月 | 31,320円 | 34,668円 | 37,908円 |
※表示金額は月々の支払金額です。
*いずれも頭金0円、ボーナス払いなし、オプションなし、走行可能距離月間1,000kmまでの場合です。
《もろコミ(カーコンビニ倶楽部)でリースした場合》
もろコミ7
84ヶ月 月々27,000円(ボーナス月加算額96,552円×年2回)
もしくは毎月均等払いで月々43,092円
もろコミ9
108ヶ月 月々27,000円(ボーナス月加算額59,616円×年2回)
もしくは毎月均等払いで月々36,936円
*いずれも頭金0円、オプションなし、走行可能距離月間2,000kmまでの場合です。
均等払いの84ヶ月で比較してみるとコスモの方が安くなっています。しかし、ここで注目したいのが「走行可能距離」です。もろコミ(カーコンビニ倶楽部)の走行可能距離はコスモの倍です。
車は走行距離が増えるほど価値が下がっていきますので、契約時にリース期間中の走行可能距離を少なく設定すればその分安く借りることも可能です。
ただしオーバーしてしまうと返却時に超過料金が発生します。月間1,000kmというと東京-大阪間を往復するくらいですから、週末は家族で出かけることが多いという場合はもしかするとオーバーしてしまう可能性も考えられます。
そしてもう一つの大きな違いが「残価設定」です。
コスモスマートビークルの「残価設定」とは!?
コスモスマートビークルには残価設定があります。
残価設定とは、リース期間満了後の車の価値(要は下取り価格)をあらかじめ予測し、その金額を車両代金から差し引いてリース料金を算出するものです。
先ほどのHONDA・ヴェセルを7年リースした場合を例に考えてみましょう。
ヴェセルの車両本体価格は250万円です。「7年後には50万円の価値が残っているだろう」と予測すると、250万円から50万円を差し引いた200万円を基本にして月々のリース料金を算出することになります。
そのため、車両代金全額を基本にするよりもお得に乗り始めることができる、というものです。
しかしながら、この予測は必ずしも確実とは限りません。
・中古車市場においてヴェセルの相場が下落した
・走行可能距離をオーバーしてしまった
・リース期間中に事故などで修理をした
・キズやヘコミ、汚損や破損などがある
・返却時に原状回復はしたが、自分で改造をしたため若干の形跡がある
など、車の価値が下がってしまう要因はたくさんあります。
契約時に決定した残価よりも価値が下がってしまったとしたら、返却時にその分を支払わなければならないのです。このケースでは最悪50万円を支払わなければならないリスクがあるということです。
つまり、走行可能距離が短い上に残価設定があるコスモスマートビークルでは、返却時に超過料金や残価が下がった分を請求される可能性があるということになります。
一方のもろコミ(カーコンビニ倶楽部)には残価設定がありませんので「返却時に大きな費用が必要になるの?」といった心配をする必要はありません。
残価設定は安く乗り始めることはできますが、このようなリスクがあるということを覚えておきましょう。
トータルでもろコミ(カーコンビニ倶楽部)!
もろコミ(カーコンビニ倶楽部)はボーナス払い併用であれば月々のリース料金を大きく抑えられますし、均等払いにしても残価設定のリスクを考えれば安いと言えます。
また、コスモでは走行可能距離がコスモでは500km、1,000km、1,500kmのところ2,000kmで設定されているのも嬉しいポイントです。
いろいろな面をトータルで比較すると、ここはもろコミ(カーコンビニ倶楽部)に軍配が上がりそうです。