2列シートのホンダフリード+とは
引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/type/type/
2016年に登場したホンダフリード+は、2008年から発売されていたフリードスパイクが、モデルチェンジの際に名前を変え発売されたものです。
2019年10月のマイナーチェンジで、ホンダフリード+はフロント周りを中心にデザインの変更が行われ、より洗練されたイメージとなりました。これまでどおり室内の広さを確保したまま、新たな装備が加わり、より快適に過すことができます。また、新グレードのクロスターが追加されました。
ホンダフリード+のボディサイズと室内サイズは下記となっています。
・ボディサイズ 4296mm×1695mm×1710mm(長さ×幅×高さ)
・室内サイズ 2310mm×1455mm×1275mm(長さ×幅×高さ)
前モデルのスパイクより室内が広く設計されているので、より使いやすくなっています。
ホンダフリード+の最大の特徴はラゲッジスペース
引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/interior/utility/
ホンダフリード+の2列目シートは前に倒して収納すると、フルフラットなスペースができます。耐荷重は200kgで、サーフボードや自転車などの大きい荷物でも安心して載せることが可能です。
ホンダフリード+のラゲッジスペースは、大人2人が乗っても十分な広さがあるので、ゆったりと過ごせるのも大きな魅力です。車中泊をすることになっても、すぐに必要のない荷物は床下に収納というような使い方ができるため、上のスペースを無駄なく広く使うことができます。
普段使いでも、使用頻度の少ないものや重いものは、床下に置いておくなどの使い分けが可能です。背の高い荷物を載せるときは、仕切りに使っているラゲッジボードを取り外すこともでき、2列目シートを一番後ろまで下げた場合でも、荷物に合わせたスペースが確保できます。
また、ラゲッジスペースにはユーティリティナットが左右に10カ所ずつ付いており、フックなどを取り付けて、さまざまなアレンジができるなど、利便性に優れていると言えます。
上手くフックを使えば、オリジナリティあふれた心地の良い自分だけの空間を作ることができるのは大きな魅力の1つです。ディーラーオプションにもフックはありますが、規定のサイズであれば市販のフックでも取り付け可能となっています。
ホンダフリード+は荷物の積み降ろしも楽にできる
ホンダフリード+はフリードと比べて、荷室開口部が広く作られています。
ホンダフリード | ホンダフリード+ | |
開口部高さ | 1110mm | 1255mm |
開口部最大幅 | 1080mm | 1080mm |
開口部地上高 | 480mm | 335mm |
上記からもわかるように、ホンダフリード+とホンダフリードでは、開口部高さ、開口部地上高ともに145mmの違いがあることが分かります。
たった145㎜で何が変わるの?と思う方もいるかもしれませんが、この145㎜で荷物の積み下ろしがとても楽にできるようになっています
一般的に、開口部が広いとボディ剛性が弱くなる傾向にあると言われています。その点、フリード+では超ハイテン材を使用しボディ剛性を高めることで、広々とした開口部を実現しました。
また、低床フロアにも補強を行うことで、十分な強度を備えています。フリード+の価格については後述しますが、フリード+は2列シートでありながら、3列シートのフリードと重量や価格がほとんど変わりません。それには、安全性を保ちながら、使いやすさにもこだわった一台となっているからでしょう。
マイナーチェンジでさらに高性能に!その一方で気になる価格は…
安全性能
ホンダフリード+はボディの高剛性化だけでなく、予防安全性能も充実しています。
マイナーチェンジでは、運転支援システムのホンダセンシングが全車両へ標準装備され、新たに後方誤発進抑制機能が追加されたことで、事故回避システムがより向上しています。
ホンダフリード+に装備されている運転支援システムは下記の9つです。
・衝突軽減ブレーキ
遠くまで距離の測定ができるレーダーとカメラを採用することで、雨や霧などの視界が悪い状況下でも、車両や歩行者にぶつからないように検知してくれる機能です。
・誤発進抑制機能
誤ってアクセルを強く踏んでしまった場合でも、前に障害物があるときは抑制機能が作動し急発進を防ぎます。
・歩行者事故低減ステアリング
走行中に(約10㎞/h~約40㎞/h)路側帯の歩行者とぶつかりそうになった際、音とディスプレイへの表示で、危険を知らせてくれます。同時にステアリングをコントロールして、ぶつからないように操作を支援してくれる機能です。
・先行車発進お知らせ機能
前にいる車が発進したときに、ブザーとディスプレイへの表示で教えてくれます。
・標識認識機能
道路標識を認識し、ディスプレイに表示してくれます。マイナーチェンジで「止まれ・STOP」など英語併記の標識も対応となっています。
・路外逸脱抑制機能
走行中に車線をはみ出しそうになった際、ディスプレイの表示とともに、ステアリングが振動し、車線内に戻るように支援してくれます。大きくはみ出すと予測した場合は、ブレーキ操作も支援します。
・ACC(アダプティ・クルーズ・コントロール)
一定の速度を保って走行を行うクルーズ・コントロールですが、新たに前の車を検知する機能が追加されました。前の車に近づきすぎず、より安全に運転ができます。加減速もよりスムーズになり快適な走行が可能となりました。
・LKAS(車線維持支援システム)
高速道路など、中速や高速走行中、車線の中央を走行できるように支援するシステムです。車線からはみ出しそうな場合には、ディスプレイへの表示とステアリングの振動でお知らせします。
・後方誤発進抑制機能
車の後方に障害物があるにもかかわらず、シフトレバーが「R」の状態でアクセルを強く踏んでしまった場合でも、抑制機能が作動し後退加速を抑えてくれます。
このように、ホンダフリード+は事故を回避するための予防安全性能に加え、走行性能でも新たな機能が追加されています。
走行性能
1.5直噴DOHC i-VTEC+CTVを搭載したガソリン車では、「ブレーキ操作ステップダウンシフト抑制」が採用され、下り坂でもシフトレバーを操作することなく、ブレーキペダルの操作だけでスムーズな減速ができます。
運転操作ミスなどによる事故が多くなっているいま、安全性能や走行性能が充実したフリード+はとても魅力的な1台と言えるでしょう。その分、価格が高くなっているのではないかと不安になっている方もいるのではないでしょうか。
ホンダフリード+の価格
ホンダフリード+の価格は下記の通りです。
グレード | 駆動方式 | 本体価格(税込) |
G・ホンダセンシング | FF | 218万2400円 |
4WD | 241万8900円 | |
クロスター・ホンダセンシング | FF | 240万2400円 |
4WD | 263万8900円 | |
ハイブリットG・ホンダセンシング | FF | 258万3900円 |
4WD | 282万400円 | |
ハイブリットクロスター・ホンダセンシング | FF | 280万3900円 |
4WD | 304万400円 |
(2020年1月時点の情報)
快適空間をつくりだす機能やインテリアデザイン
引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/interior/design/
ホンダフリード+の室内は、快適に過ごせる機能や落ち着いたインテリアデザインとなっています。
・黒を基調としたインテリアカラー
グレードによりファブリックシートとコンビシートがありますが、いずれも黒を基調とした統一感のある作りです。インパネにもメタル調や黒木目調が採用されているので、黒を基調としたシックな仕上がりとなっています。
・メーターの照明が選べる
メーターの照明は、ブルー・レッド・ピンク・バイオレット・アンバー・イエロー6色から好みの色を選択することができます。また、エアコンの照明部分は温度を上げると赤に、下げると青に光り直観的に判断しやすくなっているのも特徴です。
・プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアーコンディショナー
温度の設定をするだけで風量などを自動的に調整してくれるうえ、プラズマクラスター技術搭載で、エアコン作動中には空気の浄化や脱臭も行ってくれます。いつでも心地よい空間のなかで運転を楽しむことができるでしょう
・IRカット(遮熱)・UVカット
ガラスには紫外線や赤外線をカットしてくれる機能が付いており、日差しの強い日のお出かけでも、安心して車内で過ごせます。
ホンダフリード+は、安全性や使いやすさ、両方において高性能で、魅力がたっぷり詰まった1台と言えるでしょう。
しかしながら、購入となると安い金額でもありませんし、まとまった初期費用が必要になるなど、金銭面を考慮しながら車を選ぶという人がほとんどです。
その点、現在新しい車の乗り方として注目されている「カーリース」であれば、初期費用をあまりかけずに乗り始めることができます。毎月のリース料に各種税金や自賠責保険料などが含まれているので、家計の管理がしやすいというメリットもあります。
カーリース会社によって契約期間3年、5年などは異なりますが、ライフスタイルに合わせてホンダフリード+を楽しむことができるでしょう。