同じ車でもリース費用は異なる?カーリース会社ごとの価格を比較してみよう!
カーリースのサービスを提供している会社ってどんな会社?
カーリースサービスを提供している会社で、元々カーリースから始まった企業は少ないです。車関連の事業を展開していく中で、カーリース事業に参入するという形をとっている会社が多くなっています。
では、どのような会社がカーリースサービスを提供しているのでしょうか。ここでは、まずカーリースを行っている会社がどのような事業を展開しているのかまとめていきます。それぞれのカーリース会社の特徴を知ることで、サービスの強みなどが見えてくるでしょう。
1.カーコンカーリースもろコミ
カーコンカーリースもろコミは、「カーコンビニ倶楽部株式会社」という自動車の板金修理事業を行っている会社から派生したサービスとなっています。自動車のメンテナンス事業から、カーリースに参入したということもあり、メンテナンス面でのサービスが充実していると言えます。
2.コスモスマートビークル
コスモスマートビークルは、コスモ石油というガソリンスタンド事業を行っている会社から生まれたカーリースです。車を利用するときに必須のガソリンを取り扱っているということもあり、ガソリン値引きなどのサービスが充実しています。
3.出光オートフラット
出光オートフラットも、コスモスマートビークル同様に、出光というガソリンスタンド事業を展開している会社から生まれました。ガソリンスタンドという店舗がどこにでもあるという強みを活かしたアクセスの良さがあります。また、こちらもガソリン代がお得になるサービスが充実しています。
4.コアラクラブ
コアラクラブは、元々クレジットカード事業を行っているオリコから派生して生まれたカーリースです。この4つの中では唯一、車関連ではない会社から生まれたカーリースですが、こういったパターンもあります。
気になるカーリース費用、そもそもどこまでの費用が含まれているの?
カーリースは月額の利用料金を支払うという形で車を利用するサービスではありますが、どこまでが利用料に含まれていて、どこからが自己負担なのか、気になるところでしょう。
ここでは、メンテナンスリースとファイナンスリースという2つの契約形態のカーリースにかかる費用にどこまでが含まれているのか、それぞれ解説していきます。
1.メンテナンスリース
メンテナンスリースは、車を利用するときに発生する車両代、保険、税金に加えて、車検や点検整備、部品交換などのメンテナンス面の費用までが利用料金に含まれているカーリースです。
メンテナンスリースでは、整備費や車の管理維持にかかる費用を軽減することができますし、利用料金に含まれていることによって、自己負担による急な出費を無くすことも可能です。
※メンテナンスリースに含まれるもの
車両代・登録諸費用・取得税・自動車税・重量税・自賠責保険料・自動車任意保険
+
車検、点検整備・消耗部品交換・タイヤ・バッテリー交換・重量税、自賠責保険
2.ファイナンスリース
ファイナンスリースは、主に車両代と自動車税が費用に含まれているカーリースです。メンテナンスリースから、メンテナンス面の費用を無くした形と考えればイメージしやすいです。メンテナンスリースよりも、利用料金が比較的安くなるのですが、メンテナンスに関しては自己負担となります。
※ファイナンスリースに含まれるもの
車両代・登録諸費用・取得税・自動車税・重量税・自賠責保険料・自動車任意保険
人気のカーリース会社の価格を比較してみよう!
ここからは、実際に人気のカーリース会社の価格を比較していきましょう。正確に比較するために、車種と契約期間を揃えた状態での比較を行っていきます。今回比較に使用する車種は「ホンダ フィット ハイブリット」です。
比較するカーリース会社は「カーコンカーリースもろコミ」「コスモスマートビークル」「オリックスカーリース」の3社です。それでは、各社の料金を見ていきましょう。
【比較条件】
車種:ホンダ フィット ハイブリット
契約期間:7年
1.カーコンカーリースもろコミ 「37,800円(税込)」
カーコンカーリースもろコミでは、契約期間が7年となっている「もろコミ7」という契約プランがあります。カーリース料金には、車体価格、保険・税金・メンテナンス費が含まれています。また、ガソリン代についても1か月100Lを上限に、1L当たり20円のキャッシュバックを受けることができます。
このような内容で、月額の料金は21,600円(税込)となっています。年2回のボーナス月の支払額は97,092円(税込)です。月額利用料金とボーナス月の支払額を平均すると月平均で「37,800円(税込)」となりました。
※ガソリンキャンペーンについては、2018年9月30日までに、もろコミWEBサイトまたはもろコミ販売店でご契約の方が対象です。
2.コスモスマートビークル 「37,476円(税込)」
コスモスマートビークルの契約期間7年のプランでは、フルメンテナンスのサービスを受けることができます。それだけではなく、ガソリン代に関しても1か月100Lを上限に、1L当たり5円の値引きを受けることができます(ゴールドパックの場合)。
このような内容で、月々の支払額は「37,476円(税込)」となりました。
※なお、コスモスマートビークルでは、ボーナス払いがないプランを選択しています。
3.オリックスカーリース 32,940円(税込)
オリックスカーリースでの、契約期間が7年のプランは「いまのりセブン」です。この「いまのりセブン」では、基本的に7年契約になっているのですが、利用期間が5年を経過してからは、他の車に乗り換えたり、返却もできたりする柔軟性のあるプランになっています。
ライフスタイルの急な変化にも対応することができるというメリットがあります。このような内容で、月々の支払額は「32,940円(税込)」となりました。
※オリックスカーリースも、ボーナス払いがないプランを選択しています。
以上、カーリース会社3社の価格比較を行ってみました。単純な料金の安さで言えばオリックスカーリースが最も低価格でした。もちろんサービス内容やオプションなどの違いもあるので、一概にオリックスカーリースがお得とはいえませんが、参考にしてみてください。
カーリース費用だけでなく、特典や契約満了後の選択肢についても知っておこう!
カーリース会社を比較する場合には、カーリース費用だけではなく、サービス特典や契約満了後の選択肢なども含めた検討が必要です。ここでは、カーリース会社の価格以外の面を見ていきましょう。
1.カーコンカーリースもろコミ
カーコンカーリースもろコミでは、「もろコミ7」「もろコミ9」のどちらでも、契約満了となる2年前から、乗換えや返却が可能となります。また、契約満了時には車を返却、乗換えできるだけではなく、貰うこともできます。
2.オリックスカーリース
オリックスカーリースでは、特典として「オイル交換無料クーポン」「車検無料クーポン」「オリックスレンタカー割引クーポン」などを利用することができます。
3.コスモスマートビークル
コスモスマートビークルの「ゴールドパック」では、ガソリン代が1L当たり5円の値引きとなります。それでだけではなく、タイヤやバッテリーなどの消耗品の交換、ロードサービスなどを受けることができます。
このように各社、様々なサービスを行っているので、価格だけではなく、総合的な比較をして、自分に合ったカーリース会社を選ぶことが大切になります。
関連する記事

クレジットカードの利用は可能?気になる車検の支払い方法について解説!
日本のクレジットカードの利用率は比較的低いと言われていますが、それでも今ではいろいろなシーンでクレジットカードが使えるようになっています。では、車検の費用の支払いにクレジットカードは使えるのでしょうか?

いろいろ便利なドライブレコーダー、カーリースした車には取付け可能?
便利アイテムとして車にドライブレーダーを取り付ける人が年々増えています。では、カーリースした車にドライブレコーダーを装備することはできるのでしょうか?

カーリースは増税でどう変わる?節税するならおすすめのカーリースも
令和元年10月1日より、消費税が8%から10%に増税となりました。増税によってカーリースはどう変わるのでしょうか?また、増税後も「できる限り節税したい」という方も多いと思います。この記事では、増税によるカーリースの変化と、少しでも節税したい方におすすめのカーリースを紹介します。 ※記事の内容は、2019年9月1日時点の情報に基づきます。解説している税制や軽減措置の内容は変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。

カーリースの審査に通りやすい人の特徴や審査基準についてご紹介!
カーローンと同様、カーリースにも審査があります。では、どんな人が審査に通りやすいのでしょうか。また、どのような基準で審査が行われるのでしょうか?

車の維持費が気になる方は必見!カーリースを利用してガソリン代を安く抑える方法とは?
車の維持費に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?特にガソリン代は、車を持っている方なら誰もが「できるだけ安く抑えたい」と思うものです。今回はカーリースを利用してガソリン代を安く抑える方法をご紹介します。

車検を受けるベストなタイミングはいつ?有効期限や注意点についてご紹介!
車検はいつ受けたらいいのでしょうか?今回は、車検を受けるベストなタイミングについて、車検の有効期限についてのルールと併せてご説明します!